茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。

本日はひたちなか市で行った天窓の散水調査とゴムパッキンの補修の模様をお届けいたします。

「天窓から雨漏りがしている」とのご相談を受け、早速調査に伺いました。

ご依頼をいただいたお宅は築22年、問題の天窓は今までほとんど開閉を行っていないとのことです。

雨漏りは数年前から起こり始め、長く雨が降った後周囲に雨染みが出現するようになりました。

高い位置にあるため近くで確認することができず、しばらくそのままにしていましたが、昨年市内のサッシ屋さんに見てもらったそうです。しかし窓と窓枠を拭いただけで「様子を見て下さい」…で終わってしまいました。

窓ガラスや窓枠を専門に扱っているサッシ屋さんでも、雨漏り原因特定には至らなかったようです( ;∀;)

雨漏りで一番難しいのは原因の特定！ご指名にお応えするため、精一杯務めさせていただきます(^o^)丿

最初に家の中から天窓を確認させていただきました。

一見すると問題がなさそうですが、窓の下のクロスが浮き上がっています。
浸透した雨水により接着剤が濡れてしまい、粘着力が低下して剥がれかかっていました。

雨漏りの状況を再現するために散水調査を行いました。

「散水調査」とはシャワーホース等を用いて選定した箇所に散水し、雨が降った時と同じような状況を作り、漏水個所を特定する調査です。

雨水の侵入口は見た目だけで判断するのは難しく、実際に雨漏りの現象を再現して確認する方法が有効的なんです (•̀ᴗ•́)و ̑̑ 

屋根に上がって外側より天窓を点検したところ、ゴムパッキンの一部に隙間が見られました。

雨水の侵入を防ぐため、天窓本体とガラスの間にはゴムパッキンが取り付けられています。

一般的にゴムパッキンの耐用年数は5年～10年程度と言われていますが、紫外線や風雨の影響を直接受ける天窓はより劣化が早まる傾向にあります。

年月を経て徐々に硬くなったゴムに亀裂や割れが発生し、その結果隙間ができてしまうといった症状が出てきた場合は、雨漏りに繋がる可能性が高くなるので要注意な場所です。

劣化したゴムパッキンにピンポイントで散水を行うため、周囲に水が触れないよう窓枠を養生します。

そして、しばらく水をかけ続けて降雨時に近い状況を作り、ある程度時間を置いてから室内へ回り、天窓への漏水の有無を確認しました。

何度か散水を繰り返しましたが、今回は室内に水が浸透するまでにはいきませんでした。

しかし天窓を開口してみると、枠の角の部分に雫を発見！

お客様のお話では、何日が雨が降り続いたり、雨量が多い時に雨漏りが起こるようです。
しかも雨染みの広がりは徐々に大きくなっているらしく、その点からも雨漏りは進行していると思われます。

小さな亀裂や隙間からの漏水は、ごくわずかずつ浸透するためかなり時間を要してしまいます。

今回の散水調査はお客様宅に到着してからすぐに開始し、1時間以内で終了したので無料で行いました。
※漏水箇所を判明させるまで半日～1日を費やす場合があり、通常は有料の調査になります※

散水調査の詳細についてはこちらをどうぞ！➤確実な漏水箇所の特定のための散水検査

お客様と相談した結果、劣化したゴムパッキン部分にコーキングを打ち直すことになり、後日材料を持参して補修を行いました。
※ゴムパッキン補修料金＝税込16,500円（1階屋根）

①これでひとまず雨漏りは収まるはずですが、簡易的な修理にはリスクが残る！という点
②根本的な改善には、「天窓の交換」「天窓を撤去する」「板金で覆う」工事が必要な点

の2点をしっかりお伝えし、今回の天窓からの雨漏り相談案件は完了です＼(^o^)／

天窓のメンテナンス➤天窓の交換、メンテナンスで雨漏りなどのお困り事を全て解決致します！

天窓の雨漏りのご相談は毎年たくさん寄せられますが、原因のトップはゴムパッキンです。

ただし部分補修で一旦は解決しても、後々再び雨漏りに悩まされてしまうことがあるのが簡易補修！

今回は、ゴムパッキン部の対策で様子を見ていただくことになりましたが、いずれは本格的な天窓メンテナンスを行う決断機会は必ず訪れてしまいます。

築後の経過年数に付随して、家族構成・使用頻度・必要性の有無にも変化があるのが住宅！
天窓の活用状況を鑑みながら、最善の修繕方法をお考えいただければと思います<(*_ _)>

天窓の雨漏りはもちろん、屋根からの雨漏りも街の屋根やさん水戸店にお任せください！