桜川市でおすすめの瓦屋根の修理方法！工事別に実例を紹介します
2023.03.08
桜川市にお住いの皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。本日は「桜川市でおすすめの瓦屋根工事」と題して、解説を交えて施工事例をお届けしたいと思います。 茨城県内の中西部に位置する桜川市は、年間の平均気温が14℃前後と温暖な地域です。真壁地区のいにしえの街並みなどに代表されるよう…
水戸市で屋根の漆喰が剥がれて棟土が流出！棟の取り直しが必要
水戸市のお宅は築年数23年の平屋住宅です。
「漆喰が屋根から落ちているようなので修理を考えている。どうなっているのか見てもらいたい」
お電話でご主人様が伝えて下さったご相談内容です。
冬場や春先の積雪や、頻繁に起こる地震の影響でしょうか…？
最近漆喰に関するお問い合わせが非常に多くなっています。
お客様のお宅もなにかしら関連があるかもしれませんね。
それでは、早速屋根に上がり漆喰の状態を確認してみましょう(^^)/
一番最初に目についたのは、瓦の窪みに溜まった茶色い枯れ葉です。
こちらの住宅の北側には雑木林が迫っていて、建物より背の高い樹木が密集して生えています。
おそらくその木々の枯れ葉が屋根に載り、一部が風に飛ばされないまま残ったのでしょう。
そしてまず見つけた漆喰の固まりは、枯れ葉が上から付着していることから、だいぶ前に剥がれ落ちたものと考えられました。近くの鬼瓦の下の漆喰も、今にも抜け落ちそうな状態です。
屋根同士が突き当たる頂部を棟と言いますが、棟と屋根面との間に詰められているのが漆喰です。
横から見た場合、下から「漆喰」→「熨斗瓦（のしがわら）」→「冠瓦（かんむりがわら）」の順で積み重ねられています。
枯れ葉が多く残る北側の屋根は、一見しただけでも漆喰の欠けや割れ、脱落がよく分かります。
ほとんどの漆喰がひび割れを起こし、今にも剥がれてしまいそうな箇所も多く、中には完全に剥離して内部の棟土が流出しているところもありました。
冠瓦と熨斗瓦の中に詰められた棟土（＝葺き土）は棟自体の土台となり、瓦がずれないように調節する機能を持っています。その棟土を守るために、平面の瓦屋根との境目に塗られた漆喰は、棟の内部を保護することが本来の役割なのですが…(・・;)
こちらは南側の屋根です。枯れ葉はあまりありませんが、北側同様に黒ずんだ漆喰はひび割れが起こり、所々欠損している箇所が見られました。
劣化の初期症状である黒ずみは、カビやコケが原因で現れます。症状が進むにつれ、漆喰のひび割れ→漆喰の剥がれや落下といった深刻な状況がどんどん引き起こされていきます。
引っかかっているだけの漆喰
簡単に抜けてしまった漆喰
漆喰がなくなった場所から棟土が瓦屋根まで流れています。
通常棟土は適量の粘土質を含んでいますが、すっかり乾いてとても脆く、少し触れただけでもパラパラと砂状に崩れてしまいました(lll- -)
棟の土台となる棟土が流出したことにより、熨斗瓦にずれが生じています。
漆喰がぼろぼろ剥がれ、むき出しになった棟土は風雨に浸食され、気がついた時には棟全体に大きなダメージを及ぼす場合がありますので要注意です。
下方にずれた熨斗瓦のちょうど真上の冠瓦です。
中の棟土の量が減少した分、熨斗瓦が1センチ少々沈んでいましたが、冠瓦にも同程度の隙間ができていました。
棟土は建物で例えると基礎の部分になります。
基礎が揺らいでしまうと建物の安全性が脅かされるのと同じように、棟土の減少は棟や屋根全体にかかわる問題となります。
「雨漏り」という致命的な症状が出る前に、適切な補修を行う必要があります！
中の棟土の量が減少した分、熨斗瓦が1センチ少々沈んでいましたが、冠瓦にも同程度の隙間ができていました。
棟土は建物で例えると基礎の部分になります。
基礎が揺らいでしまうと建物の安全性が脅かされるのと同じように、棟土の減少は棟や屋根全体にかかわる問題となります。
「雨漏り」という致命的な症状が出る前に、適切な補修を行う必要があります！
瓦屋根は他の屋根材と比べてとても寿命が長く、瓦の種類により多少異なりますが約50～100年と言われています。しかし漆喰の寿命は10年～15年。
15年が経過する前に、当店では現状に即したメンテンナンスを行うことをお勧めしています。
症状によって異なるメンテナンス方法を少し解説しておきますね(^^)v
漆喰詰め直し工事
文字通り漆喰を詰め直す工事です。
漆喰の崩れや剥がれ、ひび割れ等、比較的劣化が軽微な場合に行われるメンテンス方法です。
棟瓦取り直し工事
一旦棟瓦を取り外し、再度漆喰を詰め直して取り外した瓦を再び設置する方法です。
漆喰が剥がれてほとんどなくなり、瓦のずれ等といった重症な場合に行われます。
関連記事➤傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ
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築23年にしては漆喰の剥がれを始め、棟土の流出も著しく進行しています。
ここまで傷みが激しい場合は、漆喰工事だけでは根本的な解決にはならないため、棟瓦を解体して作り直す【棟取り直し工事】を行い、土台から直す必要があります。
このところ水戸市では大小の地震が発生しています。
ご主人様も地震やこれからシーズンを迎える台風を懸念していらっしゃいましたので、今回は耐震性に非常に優れた棟取り直し工事をご提案させていただきました。
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