ひたちなか市で塗装5年後の屋根材剥がれ！？張り替え見積り依頼
当日は、奥様が忙しい合間をぬって対応して下さいました。
5年前に全面塗装（外壁・屋根・付帯部）を行っているので、今もとても綺麗な状態です(^^♪
お庭の芝も良くメンテナンスされており、屋根に剥がれが発生しているとすれば、とても勿体ない住宅です。
お電話を頂いた際に『スレート屋根材が剥がれている』との情報で凡その検討が付いていましたが、現場の屋根を目視で確認し答えは確信へと変わりました。
屋根は、まさに『剥がれてきている』と言うフレーズがピッタリ当てはまる状態です！
この屋根は、塗装を行っても意味をなさない無石綿化粧スレート材種の『パミール』と言う名称の屋根材です。
販売期間は1996年（平成8年）～2008年（平成20年）の12年間で、2004年に発がん性物質が認められた石綿（アスベスト）を一切含まない新配合の化粧スレート材として、先駆けて販売された屋根材です。
平板状の化粧スレート材は、他の屋根材と比べて安価なので新築や建売住宅なので多く採用される機会が多く、多くのハウスメーカーさんや工務店さんでも採用されていました。
ただパミールは、施工後5年～8年程度で当該現場のような層間剝離※そうかんはくり※が発生し、出荷ロッドによっては無料配布の留め具に不具合が発生するなど、様々な問題が浮き彫りになりました。
今回のひたちなか市の現場は、塗装後5年目ですが東西南北の屋根全てで表層剥がれが起こっています。
屋根塗装の実施有無にかかわらず、剥がれる現象は起きるため、お施主様は
『外壁塗装と同時で屋根塗装は安くやったので、塗装の有無にかかわらずだったら仕方ないかな～』
と、とても心の広い優しいお施主様でしたが、できればその予算で正規のメンテナンスをした方がもっと良かったかな～・・と心の小さな私は思ってしまいました(^_^;)御覧の皆様はどうでしょう・・？？
今の現状では雨漏りなどの不具合がない物の、このままメンテナンスをしなければ美観は元より、機能性的にも弱体化してきてしまうのは必至です。
屋根の不具合＝雨漏りリスクです！
どこのタイミングでメンテナンスを行うかはお施主様次第ですが、今回のお施主様のように思い立った時が吉日ですね(#^.^#）
お施主様は、数年前に後付けで雪止めも全面に設置されたとの事ですが、屋根工事を行うとなれば全て撤去せざるおえません(>_<)
塗装業者さん・雪止め設置の業者さんから、せめて事前忠告が欲しかった現場ですね( ;∀;)
では、現場状況をおさらいした所で、どう改善していくかの本題に入ります(^o^)丿
現状の屋根を回復させるには、屋根塗装では改善できない為、屋根の葺き替え（張り替え）orカバー工事の実施が必要となります。
昨今の流行である、ガルバリウム鋼板や次世代ガルバリウム鋼板であるエスジーエル鋼板を選択されるなら、カバー工法での屋根工事が経済的かつ合理的だと思います。
今回のひたちなか市の屋根㎡約115㎡だと、廃材処分費用だけで約30万円前後掛かります。
屋根カバー工法1㎡（1ｍ×1ｍ）で約5㎏の屋根重量増が気にならなければ、浮いた費用で屋根材のグレードアップし、耐久性も保証も更に充実させた方がお施主様にはメリットだと私は思います。！
ひたちなか市のお施主様にも、屋根カバー工事でお見積書を提出する事になりました。
最終的なご判断は、ご家族で熟考した上で御回答下さい！とお伝えし、今回の調査は終了です(^^♪
今回のひたちなか市のお施主様は『屋根塗装では改善されない』と考えられていらっしゃいましたが・・
平板化粧スレート屋根材＝屋根塗装と考えられている方もまだまだ多いのだと思います。
屋根工事費用的には、【屋根塗装】＜【屋根カバー工事】＜【屋根葺き替え※張り替え】ですが
屋根工事の選択肢を間違えれば、せっかくの屋根工事費用が無駄になってしまいます(>_<)
屋根工事を考えたら、屋根を熟知する屋根業者を選択する事から始めてみて下さい。
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