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施工事例
水戸市で屋根修理が完了！強風で破損した棟板金を修復しました

工事のきっかけ

強風時に屋根の一部が破損して地面に落ちていたため、インターネットで修理してくれる業者を探しました。

街の屋根やさん水戸店さんへ相談したところ、迅速に状況も確認して下さり『火災保険に入っていらっしゃれば、火災保険の自然災害で申請してみては？』とアドバイスもしてもらいました。

保険会社さんに提出用の書類も作っていただいたので、工事もお願いしました。

※2023年9月18日更新

棟板金工事

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 棟板金工事

施工期間: 1日

使用材料: 防腐処理済み貫板・ガルバリウム鋼板製棟板金・ステンレススクリュービス

築年数: 22年

保証年数: 部分補修につき無し

工事費用: 5.5万円

水戸市　/　棟板金部分補修　/　強風

茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。

本日は水戸市で完了した棟板金の補修工事についてお届けいたします。

強風が吹き荒れた翌日、敷地内に棟板金が剥がれて落ちていたとのご相談を受け、今回破損して飛散した棟板金の部分補修を行いました(^0^)/

現場調査時の様子

強風の翌朝に庭先に落ちていた棟板金です。

調査の結果、2階の隅棟の棟板金が破損したことが判明しました。
※隅棟（すみむね）＝屋根の一番高い位置にある大棟の端から、対角線上に四隅に伸びている棟を言います。

下地となる貫板も、半分が棟板金と一緒に飛ばされてしまいました。
貫板は木製のため、劣化と腐食により傷んだ状態だったのかもしれません。

屋根の頂点に取り付けられる棟板金は、常に太陽熱や風の影響を受け続け、屋根の中でも不具合が最も発生する部位とも言われています。

現場調査の様子はこちらをどうぞ！➤水戸市で強風によって破損した屋根を調査！下地からの交換が必要

火災保険について

棟板金の破損は強風が原因と判明していますので、調査の段階でお客様に火災保険が適用となる旨をお伝えし、後日申請用の書類もご用意いたしました。

無事補償の対象と認められ、工事を行う運びとなったのですが、実はお客様は以前に飛び込みの業者さんの勧めで保険申請を行おうと思ったことがあったとか！

しかし飛び込み業者さんの話しが怪しく、ご家族で検討した結果、クーリングオフに至ったという経緯があったそうです(°o°*)

火災保険適用の注意点 ・建物の修繕はあくまでも自然災害によるものが対象

・原則として自然災害による被害が3年以内に限る

・火災保険の申請は業者さんに任せず、ご自身で保険会社さんに連絡をする

経年劣化は対象外となります。中には自然災害とは思えない破損でも申請を勧める業者さんがいますので、少しでも疑問を持たれた場合は、信頼のおける屋根専門店にご相談下さい。

火災保険についての詳しい記事➤【最新版】火災保険が適用される屋根工事

棟板金の部分補修

貫板から交換

古い貫板の留め具を抜去

防腐処理済みの新しい貫板

まず破損した古い貫板の撤去作業から開始します。

錆び付きが見られる留め具を全て外し、残った釘孔には雨水が染み込まないようコーキングで補修を行います。

新しい貫板には、防腐処理済みの木製の貫板を使用しました。

棟板金の交換時には、通常であれば耐水性や耐久性に優れた樹脂製の貫板を用いますが、今回の修繕費用は火災保険から支払われています。この場合「元の状態に復旧する」ことが条件となります。

よって樹脂製へのグレードアップが認められないため、以前と同じ木製の貫板に防腐処理を施したものを取り付けました。

棟板金を施工

隅棟には4枚の棟板金が設置されていますが、そのうち軒先から2枚の棟板金が飛散していました。

棟際より施工を始め、既存の棟板金とのジョイント部分にはコーキングを打設し、浸水防止も兼ねて入念に接合します。

破損した2枚分の棟板金の取り付けが完了しました！

棟板金の固定には、パッキン付きの専用のステンレスビスを使用しています。
費用はかかりますが、より錆に強くねじ込み式で固定するタイプの「SUSビス」に変更するのも、強風対策の一つになりますね。

同色の棟板金を用意して設置しましたが、既存の棟板金は長年に渡り紫外線を受け続けたため退色が進み、異なった色味になってしまいました(;^o^)

浮いた釘の打ち直し

棟板金の修理は終了しましたが、現場調査の際に気になっていたところがあります。

多数見つかった棟板金の釘浮きです。
ご依頼の補修工事は終わりましたが、どうしてもそのままにしておくことができず…。

「目立つ釘だけでも…」と、一通り屋根を確認しながら浮いて抜けそうになっている釘を打ち直しました。

しかしながら再打ちはあくまでも一時的な処置。
釘が抜けかかっている状況は、下地の貫板の状態があまり思わしくないというサインです。

固定力を失った棟板金が強い風に煽られ、再び飛散してしまう可能性もありますので、その点だけはしっかりとお客様にお伝えしました。

棟板金の劣化の原因

風雨や紫外線の影響を一番に受ける場所にある棟板金は、建物の様々な部位の中でも特に傷みやすく修理回数が多い場所でもあります。

棟板金の劣化症状 釘の抜けや浮き・・最初はしっかり打ち込まれているはずの釘が、なぜ緩んでしまうのでしょう？それは「熱膨張」によるもので、昼間と夜間の温度差が引き起こす現象です。
また釘自体も経年で錆び付き、釘穴を徐々に押し広げ、固定力の低下を招いています。

貫板の劣化・・木製が多い貫板は、広がってしまった釘孔から侵入した雨水により腐食が始まります。脆くなった貫板に釘を固定することは難しく、釘浮きや抜けを増長させる結果となってしまいます。

棟板金の飛散・・棟板金を固定する釘や貫板の不具合に気がつかず放置した場合、強風や台風等で一気に飛ばされる恐れが出てきます。1枚の棟板金は重量があり、先端が尖った加工になっているので、人や物に危険が及ぶこともあり二次災害に繋がります。

関連記事➤棟板金の飛散がご心配な方へ、棟板金交換工事でお悩み解決！

まとめ

強風で飛ばされた棟板金の修復工事の模様をお届けしましたが、いかがでしたか？

6月の初旬には梅雨に入り、早ければ7月には台風の接近も危ぶまれます。
これから夏にかけては特に天候の変化が激しい時期です。
先日もお隣の福島県で突風が発生し、いとも簡単に車を横転させ、屋根瓦を何枚も吹き飛ばしていました(; ﾟﾛﾟ)

棟板金は家の中で一番高い場所にあり、雨漏りを防ぐ重要な役割を担っています。

そして一番不具合が出やすい場所ですので、なにか気になる点が見つかった時には、お気軽に街の屋根屋さん水戸店までご連絡下さいね(*ˊᗜˋ*)