茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。

城里町にお住いのお客様より、物置のトタン屋根についてご相談をいただきました。

事前にインターネットでいろいろお調べになった際、トタン屋根の改修工事について詳細な解説を載せていたのが当店だったとのことで、今回お電話をくださいました。

日々こつこつと一生懸命書いていてよかった…と嬉しく感じる瞬間ですね✲(ˊᗜˋ*)✲

お客様はトタン屋根の張り替えを考えていらっしゃいます。

早速現地におもむき調査を開始しました。
しかし！あまりの大きさに少々驚いてしまいました！

物置とお聞きしていたので、CMでお見かけする「100人乗っても…」の会社さんのようなサイズを考えていましたが…(°□°; )
イメージしていた物置とは異なる、倉庫とも思えるようなとても大きな建物でした。

たしかに住居スペースではなく、普段使用しないものが置かれている場所なので、物置には間違いはありませんが想像を超えた大きさです。

物置の屋根は波状のトタン製です。

ホームセンターさん等では、今でもDIY用に薄いトタンが販売されていますが、屋根業者では今はほとんど使用しなくなった素材です。

 

大きな波板トタン屋根は、ほぼ全面が錆で覆われています。
亜鉛メッキがすっかり剥がれ、むき出しになった鋼板に錆が発生し屋根全体に広がっていったのでしょう。

あまりに錆付きが激しいので、多少力を入れて押しただけでも穴が空いてしまいそうです。
さらに、屋根材を支える下地も相当弱っている状態です。

お見積りを提出するためには、実際屋根に登って計測をしたいところですが、重量に耐え切れず抜け落ちてしまう可能性が大きいでしょう(,,•﹏•,,)

安全第一！ということで、軒先からスケールを伸ばして伸ばして…届かない箇所は外観計測と勾配で屋根の面積を出す方法を取りました。

今までは数年に一度のペースで、お客様ご自身が屋根の塗装を行っていましたが、屋根の下地も老朽化している点から危険だと判断されました。

当店へ連絡をいただく前に少し乗ってみたそうですが、下地の木材が折れるようなボキッ！と音がしたとのことです(;°-°;))) 

調査の結果、城里町の物置は屋根材として強度を保つことができないほど劣化が深刻でした。

よって今回は、古い波板トタンを全て撤去して屋根の下地を補強した上で、強度や耐久性に優れたガルバリウム鋼板製の波板で葺き替える「屋根葺き替え工事」をご提案いたしました。

屋根材自体も大切ですが、それを支える下地がしっかりした構造でなければ意味がありません。
屋根からの雨漏りに早目の対策が必要なのは、屋根下地を腐食させないためでもあるのです。

下地からの改修はその分修繕費用もかさみますので、今後屋根のメンテナンスをお考えの方はお気を付けくださいね(*˘ ˘人)

歴史が100年以上あるトタンは、使いやすい素材として30～40年前まではずい分重宝されていました。

今でも見かけることが多いトタン屋根ですが、当店が以前施工した例を元に葺き替え以外の改修方法をご紹介したいと思います。

城里町の物置の屋根は老朽化が進んでいたので、躯体を補強する必要がありますが、屋根の下地に強度があり、朽ち果てていない波板トタンの場合は、「屋根カバー工法」も可能です。

「屋根カバー工法」とは、既存の屋根を残しその上に新しい金属屋根材を被せてカバーする工事です。

古いトタンを解体せずに、新しい屋根材を取り付けるための貫板を設置し、葺き替え同様にガルバリウム鋼板製の波板で施工します。

古い屋根の解体撤去費用がかからない分、葺き替え工事よりも費用を抑えることができます。

葺き替え工事やカバー工法以外にも、トタン屋根の状況によっては「屋根塗装」も改修方法の一つとしてお考えください。

関連記事➤古くなったトタン屋根に最適なメンテナンスは 塗装か屋根カバー工法か葺き替えか

お客様とはトタン屋根を葺き替える方向でお話を進め、11月の施工を予定しています。
工事の模様は改めてお伝えいたしますので、またお付き合いくださると嬉しいです。

時々「トタン屋根を部分的に張り替えてほしい」との依頼を受けることがありますが…
軒先側であれば可能ですが、下地が腐食した状態で屋根の頂点に近い部分のみを張り替える作業は困難です。

スタッフの安全を守るためにも、お引き受けできな状況になるかもしれませんが、ご理解いただければ幸いです<(_ _)>

トタン屋根の補修をお考えの方は、街の屋根やさん水戸店の無料点検を活用されてはいかがでしょうか。
葺き替えか？カバーか？塗装で大丈夫か？現場調査でしっかり判断いたします！(๑•̀ㅂ•́)و

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