東茨城郡城里町で増築屋根の雨漏り修理相談！本工事前に応急処置
雨漏りしている箇所に隣接している戸袋の天板が開いていたので、そこから天井裏を覗いてみました。
天井裏の梁部分に雨漏りの痕跡を発見しました。
また、屋根下地である野地板を確認すると、雨漏りによって黒ずんでいる箇所もちらほら見受けられます。
確かに雨水が浸入しているようです。
母屋の屋根には軽量瓦が使用されています。手前が雨漏りしている増築屋根部分で、金属横葺きの屋根です。
横葺き屋根は、ある程度の傾斜で（2.5寸勾配以上はほしい）に用いられる方法ですが・・・
城里町の増築屋根は、1.5寸勾配しかない緩やかな屋根でした(>_<)
この増築した離れのように傾斜が緩い屋根の場合は、横葺きで屋根を葺くと雨水の逆流（逆登り）を招き、雨漏りのリスクが高くなってしまいます。
屋根材の下には、防水紙（ルーフィング）が施工されてはいるものの、何事も基準が大切！
雨水も流れにくいことから、本来なら縦葺き（たてぶき）屋根が望ましい屋根ですね・・・。
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そして、母家と増築屋根の境目の状況です。あまりよい仕上がりではありません(;’∀’)
（かなり優しい書き方をしています・・・）
もちろん、ここからも雨漏りが・・・
このような開口部から雨が浸入します
風に煽られた雨もここから浸入
雨仕舞は、雨水の浸入を防ぐ箇所に防水シートを敷き、その上に水切り金具を設置し、隙間をコーキングで埋めるだけです。
このように単純な構造でありながら、実はとても大切でプロの経験と技術が物を言う部分！
お家の雨漏りを防ぐために地味に大活躍してくれるのが雨仕舞です)^o^(
雨仕舞の良し悪しが、お住まいの雨水への抵抗力が大きく変わると言ってもよいくらいなんですよっ。
お家の増築においては、母家との境目（「取り合い」といいます）が、雨漏りの一番の弱点になります。
増築屋根部分の雨仕舞がしっかりしていないと、雨水が入り放題ですからね。
工事を依頼した業者が、屋根部分の雨水の流れを把握して、どのように上手く流れるように処理するのかも注意して見るとよいでしょう。
あっ、それと、この境目部分は材料的にも弱い部分です。経年による劣化および台風や強風による損傷をたびたび見かけます。定期的な点検もおすすめします(^_^)
そこで、城里町に近い現場で作業中の職人に急遽来てもらい、その場で応急処置を行いました。
たまたま雨漏り修理の材料を持ち合わせていたので、増築屋根と母屋の境目部分の応急処置が完了しました。
ただ・・・今回の工事前の応急処置は、あくまでも当座をしのぐ為の対策にすぎません。
これで雨漏り修理が完了したわけではないので、お見積りを提出して、依頼主様に了承を得ました。
ちなみに、本工事は2月中には実施します。施工時にまた報告させて頂きますね。
余談ですが・・今回の雨漏り調査で、母家と増築屋根の境目における雨仕舞の大切さを再認識しました！
当店でも、次回の社内会議で改めて全スタッフに徹底周知しようと思います( ^ω^ )
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