茨城県の皆様こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。

本日は、東茨城郡茨城町のお客様より、入母屋瓦屋根の漆喰補修相談を頂いた現場です。

入母屋屋根は、純和風日本建築の象徴ともいえる屋根形状で、重厚であるにも関わらず通気性が良く、換気性能に優れた屋根形状なんですよ(#^.^#)

そして今回の調査対象は、とても立派な築30年を迎える入母屋化粧作り住宅！

屋根材には日本瓦が使用されており、まさに日本の伝統的な屋根ですね。
瓦屋根のメンテナンスと言えば、切っても切り離せないのが『漆喰※しっくい』

今回は、15段積みの立派な甍棟（いらかむね）で、一般の方には聞きなれない言葉だと思います。
全体の漆喰状況を確認しながら、甍棟も解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください(^o^)丿

調査日は、ご主人様がお休みだった土曜日。

普段お勤めで、土日や祝日でなければ都合がつかないお客様のために、当店では可能な限りお客様に都合を合わせて調査を行っています(^^♪

先ずは、ご挨拶をしながらお客様が気になる部分をお聞かせいただき、状況を把握した後、対象となる部分を確認すべく軒先まで梯子を架けて屋根に登りました。

屋根に頂点にそびえたつ、大棟からご紹介していきます。

大棟は、輪違（わちがい）の飾りが施された、とても立派な大棟です。

因みに、タイトルにもある『甍※いらか』を辞書で引くと・・・

屋根の大棟・瓦葺きの屋根・葺いた瓦などと書かれていますが、皆様には聞きなれない言葉ですよね。

しかし・・、実は何気なく口にしている人も多いのが『甍※いらか』なんですよ。

今はタイムリーにGW真っただ中ですが、5月5日の子供の日に歌われる【こいのぼり】の歌に一節に
「い～ら～か～の波と～♪♪　雲の波～♪♪」と言う歌いだしの節がありますよね。

あれは、甍（屋根の瓦）を意味しており、屋根瓦の湾曲を、波と表現した物なんですよ(^^♪

今日は、国語？音楽？歴史？の勉強と思われてもいけないので、元に戻しますね(^_^;)

今回の茨城町の大棟には、棟の上部に軒先瓦が施された上甍仕様で、現場によっては棟台に使用される下甍などが施されている屋根もあります。

通常は、大棟※むね※・ぐし、と呼称していますが、上甍や下甍が施されている棟は『甍棟※いらかむね』と呼称した方が、スタッフや職人は現場を見ていなくてもどんな棟なのか理解できるので使っている呼称です。

そして漆喰メンテナンスの際には、施す箇所が通常よりも多くなるのも甍棟の特徴！
茨城町の甍棟は、通常の棟瓦の3倍（台漆喰・輪違廻り・甍漆喰）の塗布面がある事になります。

茨城町のお客様は『そろそろ漆喰が剥がれてきた』事がキッカケで、当店にご相談頂きました。

地上から見た漆喰に、黒ずみやくすみ・場所によって剥がれ箇所を見つけたのが考え出した始まり。

瓦屋根の棟は、土台の土を雨水から守ってくれる大切な物で、漆喰の不具合が瓦の歪みやズレに繋がり、最悪の場合は脱落に進行する可能性もあるので、今回の茨城町のお客様のように、気になった時が相談時ですね(^^♪

調査を行ってみると、所々で漆喰の剥離は見られますが、幸いにも台土の崩落は起きていません。

土台まで不具合が出ると、全ての棟を解体した積み直しとなるため、今回のタイミングはベスト(*^^*)

理想は、施工後10年～15年でのメンテナンスサイクルですが、工事実行の有無にかかわらず、定期的に屋根業者に確認してもらう事が大切なので、『漆喰が割れてる？』『剥がれてる？』と感じたら、気軽にご相談くださいね。

今回の茨城町の屋根は、平屋作りの入母屋屋根と言えども、かなりの高さなのが屋根です。

普段、お客様ご自身での確認が疎かになる場所だからこそ、信頼できる屋根業者に相談して下さいね。

今回の茨城町の現場は、見積りを提出させて頂いた上で当店にお任せいただき、5月末～6月初頭にかけて漆喰詰め直し工事を実施する予定になっています。

GWがあければ、1か月程度で梅雨の季節が到来する時期になってまいりました。
御覧の皆様も、考え出した時が吉日！早め早めの行動を心がけて下さいね(^^♪

街の屋根やさん水戸店は、茨城県全域！ご相談・調査・お見積り無料です。

瓦・スレートコロニアル・金属・アスファルトシングルなど、全屋根材に対応します。

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