急勾配屋根は見積りが高い?登らず求める概算屋根面積の出し方
こんにちは!街の屋根やさん水戸店です!
本日は急勾配屋根は見積りが高い?登らず求める概算屋根面積の出し方をご紹介いたします!
屋根勾配(角度)はお家によって様々です。屋根勾配によって使用できる使用できない屋根材などもありますので、その辺も併せてこちらのコラムに書いていきます。
このコラムを読むことによって自分のお家が何寸勾配でどのぐらいの屋根面積があるのかと分かってくると思いますので、ご参考にしてみて下さい!!屋根塗装や屋根葺き替え・葺き直しの際に役立ちます!!
水戸市のお客様宅はかなりの急勾配屋根で、角度が41.9872°で9寸勾配あります。
最初に答えを言ってしまいますが、急勾配屋根は足場代や材料費が高くなってしまいます。
急勾配屋根は、屋根足場が必要になってきてしまうからです。また、屋根面積が広いので材料費もかかってしまいます。
自分のお家の屋根がどのぐらいで葺き替えやリフォーム工事ができるのか?見積りを取っている方は、見積金額が適正であるかなどがある程度分かってくると思います。
概算ではありますが、この様な複雑な
屋根形状でも求められるようになってくるのです。
いきなりここの屋根面積を求めるのは難しいので、次の簡単な平面図と立面図から面積を求める簡単な方法をレクチャーしていきます。
お家を上から見た平面図になります。
横寸法 9,100㎜ 縦寸法 7,280㎜
赤い線までが屋根になります。軒先の部分ですね。
単純に考えると縦×横で答えが出ると思いますが、屋根には傾斜がありますので少しだけ寸法が伸びてきます。
↓
こちらがお家を正面にみた立面図です。
この屋根形状は切り妻屋根(三角)といい2方向に傾斜が付いておりますね。
そうなってきますと概算屋根面積を出すときには、1方向ずつ計算しなくてはなりません。
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では赤く染まっている面から面積を出していきましょう!
横寸法10.3M 縦寸法4.24M (8.48Mの半分なので)
10.3×4.24=43.672㎡となります。でもここで終わりではありません。傾斜の分も考えていかなくては!!
立面図に屋根の勾配が4寸と書いてあります。下の屋根勾配早見表をご覧下さい!
「勾配伸び率」の4寸の所に記載してあります数字「1.077」この数字を先ほど出した数字にかけてあげます。
43.672×1.077=47.03㎡ 1面しか屋根面積を出していませんでしたので47.03×2=94.06㎡
概算屋根面積は94.06㎡となります!! 坪に直しますと約28.5坪です。
この計算方法で概算屋根面積が計算できますので皆さんもお家の屋根面積をだしてみては???いかがですか!
傾斜がきつい急勾配屋根や、傾斜が緩い緩勾配屋根などお客様のお家によって様々です。
でも本当にお家の勾配に対して屋根材は合っているの???この屋根材なら雨漏りにならないの???
そのようなご質問を頂く事があります。屋根やさん目線でお答えしていきます!!!!
傾斜のきつい急勾配屋根(6寸勾配以上)【メリット】
△雨漏りのリスクが少ない
△デザイン的な住宅になりやすい
△天窓や収納などの空間利用がしやすい
△小屋裏が広いので断熱効果が見込まれる
【デメリット】
▲屋根面積が多いのでコスト高になる
▲急勾配屋根なので施工時に屋根足場が必要になる(コスト高)
▲屋根面が広いために風を受けやすくなる(風災被害になる可能性がある)
【急勾配に適している屋根材】
☆急勾配屋根はどの屋根材でも対応(瓦屋根・スレート屋根・金属屋根など)
傾斜がさほどキツくない並勾配屋根(3寸~5寸勾配屋根) 【メリット】
△勾配が4寸以上であればどの屋根材でも対応可能である
△新築時や屋根リフォーム時も屋根足場が必要ない
△日本でもっとも多い勾配なので、デザインも豊富である
△普及しているので屋根のトラブル時でも業者が対応しやすい
【デメリット】
▲没個性になりやすい
▲もっとも普及しているので他の住宅と似たような屋根になりやすい
【並勾配に適している屋根材】
☆ほとんどの屋根材が使えますが勾配が4寸以下の場合、瓦屋根は使えないケースがある(雨漏りのリスクがある)
傾斜が緩い緩勾配屋根(4寸勾配以下の屋根)【メリット】
△風の影響を受けにくいので、台風や突風などの影響を受けにくい
△面積が小さい為価格を抑えられますし、勾配が緩いので作業性が良く人件費が抑えられる
△落雪被害が少ない(豪雪地帯では雪おろしをするので緩勾配屋根が多い)
【デメリット】
▲急勾配屋根に比べると雨漏りのリスクが高くなる
▲屋根裏スペースが狭くなるために断熱効果が薄くなる
▲勾配が緩いためにゴミやほこり汚れなどが貯まりやすく、屋根材の耐久性が下がりやすくなる
【並勾配に適している屋根材】
☆金属系屋根の縦葺きは使用できるが、横葺き・平葺きは使用できない
今回のコラムで、急勾配屋根の足場代がなぜ高くなるかが分かって頂けたと思います。
いろいろな勾配でメリットやデメリットもあり、その中でどの屋根材が適しているのか適していないのかなども踏まえ、屋根材を選んで頂ければと思っております。
メンテナンスなどもそうですが、我々は屋根やですので雨漏りのリスクを1番に考えた方が良いとアドバイス致します!
お客様で判断が難しいケースもありますので迷ったときは「街の屋根やさん水戸店」にご相談頂ければと思います!!
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