日立市 雨漏り浸食の見えない恐怖！外壁を壊したからわかった柱の腐食
2025.10.21
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。今回は、日立市で行った雨漏り調査の事例をご紹介します。壁に現れた染みはただの汚れに見えても、実はその奥で大きな被害が進行していることも…。目に見えない浸食は、気づいた時には建物の内部が腐っていた、ということもあるんで…
水戸市で陸屋根のフェンス支柱を切断し漏水原因の笠木を板金でカバー
二階の窓枠の上に発生した雨漏りの調査を行ったことがきっかけです。
時間をかけて疑わしい場所を調べた結果、陸屋根の笠木に取り付けられたフェンスの支柱が原因と判明しました。
笠木は元々雨漏りのリスクが高い箇所ですが、支柱を立てられたことにより隙間が生じ、雨水が入り込んだ結果、窓枠への雨漏りに繋がってしまいました。
フェンスは全て撤去し、支柱があった笠木は修繕した上で、ガルバリウム板金でカバーを施しました。
水戸市 雨漏り修理,陸屋根,その他の工事
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 雨漏り修理,陸屋根,その他の工事
- 施工期間
- 5日間
- 使用材料
- ガルバリウム鋼板製笠木
- 築年数
- 約25年
- 保証年数
- 5年
- 工事費用
- 41.5万円（足場架設費用・フェンス解体費用・処分費用含む）
雨漏りを起こしていたのは二階のサッシで、天井に近い窓枠の中央付近でした。
窓枠の外側を見たところ、ちょうど霧除け庇の中ほどにあたりました。
霧除けから雨水が漏れたのか？それとも外壁サイディングの目地か？
時間をかけて可能性のある場所を一つずつ確認しましたが、いずれも該当せず…(｡･･｡).｡o
陸屋根に上がってみると、屋上として使用できるように、半透明のパネル型フェンスでぐるりと囲われていました。その一部が笠木に取り付けられ、支柱の鉄骨が埋め込まれています。
ただでさえ雨漏りの原因になりやすい笠木にフェンスを設置するとは…設計上このようになったのだと思いますが、経年変化で劣化した部分があり、散水調査でも支柱の根元が漏水していることが判明しました。
雨漏りを改善するには、フェンスを解体・撤去して笠木を修繕する必要があります。
屋根やさんらしからぬ？仕事ですが、横枠を外してパネルフェンスを取り除き、支柱のみを残す状態にまでしました(•̀ᴗ•́)و ̑̑
雨漏りの原因箇所であるフェンスの支柱の根元部分が露わになりました。
支柱を通すために、笠木に穴をあけたところには四角いフレームが配され、鉄骨の周囲には同じ形のゴム状の充填剤が詰められています。
これらは特に問題はなかったのですが、支柱と笠木の間に入っていたスポンジのようなパッキンが劣化してほどんどなくなっていました。
ゴム状の充填剤を少し剥がしてみると、はっきりと隙間が現れましたね。
パッキンの劣化によるわずかな隙間に雨水が徐々に入り込み、屋根の内部を伝って、二階の窓枠に浸み出したのでしょう(>_<｡)
フェンスの支柱は、天井裏の躯体の鉄骨と繋がっていたため引き抜くことができず、今回はステンレス用のサンダーで根元から切断しました。
陸屋根のパネルフェンスと支柱を全て撤去しました٩(ˊᗜˋ*)و~
切断面は凹凸のないフラットな状態まで削り、板金を張って穴があいたところを塞ぎます。
続いて、あらかじめ採寸通りに加工したガルバリウム鋼板で、フェンスが取り払われた笠木をカバーします。
支柱が出ていた場所をしっかり覆い、板金のジョイント部は位置をずらしてあるので、雨に降られても大丈夫です！(*•̀ᴗ•́*)
雨漏りの原因となった箇所の修繕と、笠木のカバー工事が完了しました！
フェンスがあったとは思えないほど、すっきりとした仕上がりになりましたね。
屋根の平部に残った切断された支柱
雨水除けにオリジナル板金でカバー
以前はご家族で過ごすこともあった陸屋根の屋上ですが、現在はほとんど使用していないそうです。
フェンスを再度設置するか否かは、今後不便に感じられた場合に検討されるとのことです。
もし新たに取り付ける際は、笠木は避けて平面のみにしてくださいとお願いしました(•́∀•̀ฅ)
笠木は屋根の縁を覆う部分であり、雨漏りの原因となる可能性がありますので、定期的な点検と補修が必要です。勾配がなく平坦な陸屋根も、防水性が低下して雨漏りに繋がる前に、適切なメンテナンスを行いましょう。
街の屋根やさん水戸店は、どんな形状の屋根にも対応できる熟練の職人が揃っています。
雨漏りを未然に防ぐためにも、一度当店の無料診断を活用されてはいかがでしょうか。
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