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水戸市で築40年を超えたセメント瓦屋根のリフォーム相談！現地を調査

茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。

以前当店をご利用くださったお客様のご紹介で、水戸市内のセメント瓦屋根の調査を行いました。

屋根のリフォームをご検討中ですが、「知らない業者に頼むのは怖い」とのことで、当店に白羽の矢が立ったようです。ご紹介いただけるのは信頼の証！ありがとうございました<(_ _*)>

築40年を超えたセメント瓦の状態は？

築後40年を超えたセメント瓦屋根にお住いのお客様は、そろそろ本格的にリフォームをしないといけないのでは…と前々から考えていらっしゃいました。

セメント瓦は1980年代～1990年代にかけて、住宅不足を補うために大量生産されました。
日本家屋に使用される陶器瓦の原料は粘土ですが、セメント瓦はセメントやコンクリートと同じ素材で、瓦と名称が付いていてもスレートに近い性質です。
全国に幅広く普及しましたが、現在は大半が廃番になり、新しい瓦の入手は困難です。

どのような屋根リフォームにするのが最善なのでしょうか？
現状を確認すべく、まずは1階の屋根に梯子を架けて調査を開始します(•̀ᴗ•́)و ̑̑

耐用年数を過ぎたセメント瓦は、所々でひび割れが見られ、棟の漆喰も劣化が進み、大小の塊となって剥がれた部分は崩れかけています。

セメント瓦の寿命は約30年、漆喰は20年程度なのでやはり本格的な屋根工事が必要な状態です。

これまでに何度か、割れた瓦を差し替えたことがあるようで、部分的に色味などが違っていますね。

水戸市のお宅のセメント瓦は、1枚1枚が釘で固定されているタイプで、瓦を捲る時には釘を抜かなければなりませんが、下地を傷める危険がありできれば避けたい行為です。

亀裂が入ったルーフィング

差し替えられたセメント瓦には釘が打てないので、その部分を取り外して内部の下地を確認しました。

瓦の真下に設置された、二次防水用のルーフィングに亀裂が入って破れています(>_<｡)

重ねて葺かれる屋根材は、垂直方向に降る雨に対しては問題なく防ぐことができますが、横風が伴う豪雨の場合は、瓦の下にも雨水が廻ってしまうことがあるんです。

そんな時、屋内へ雨水が入り込まないようにしているのがルーフィングなんです。

ほとんどの雨漏りの原因は、ルーフィングに劣化によるもので、お客様宅の屋根の勾配は3寸（約16.7°）と比較的緩やかで雨水が溜まりやすく、じわじわと漏水する危険性もありました。

ルーフィング（防水紙）は、侵入してきた雨水が染み込まないように、屋根材の下に屋根全体を覆うように敷かれています。

以前使用されていた一般的なルーフィングの耐用年数は約15年～20年です。
下地材のルーフィングに異常が起きると雨漏りに繋がるリスクが高くなる点から、屋根材のメンテナンスを行う際には、必ず防水紙の寿命や劣化を考慮しましょう。

関連記事➤雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性とお薦めの「アスファルトルーフィング」をご紹介

壁際や窓枠も要注意！

屋根と外壁が接する部分に取り付けられた壁際板金は、雨水が侵入しないように防ぐ役割がありますが、全体的に錆が広がり、固定用の釘も大半が浮いてしまっています。

異なる素材の屋根と外壁は、完全に密着させることができないため雨漏りが起こりやすく、錆が発生している外壁のサイディングも一度外し、窓際板金を納めるのが得策でしょう(๑•ㅂ•)و✧

古い木造住宅は壁際が特に弱いので、屋根と同時に実施するとより安心ですね。

サッシも雨漏りの原因になりやすい箇所です。

経年により黒ずんでしまった木枠は、板金を巻くなどで漏水対策を強化したいところです。

棟瓦が崩れた2階の屋根

2階の屋根は、棟瓦がバラバラに崩れていました。

棟瓦は屋根の頂上部の棟に積まれる瓦で、本来は棟に降る雨を防ぐ役割を果たしていますが、漆喰の劣化や地震などの影響で倒壊してしまったのでしょう。

ルーフィングの傷みが進んでいる点を考えると、内部に雨水が入り込んでしまう危険もあります。

屋根リフォームのご提案内容

調査の結果、1階・2階ともに葺き替えが必要だと判断しました。

屋根葺き替えは、これまでの屋根を解体・撤去して新しい屋根材に替える工事です。
古い屋根材を取り外すため、ルーフィングの交換はもちろん、普段はなかなか手入れが難しい下地部分も、同時にメンテナンスや補修を行うことができます。

今回は下地材の野地板を補強すると、よりいっそう安全な屋根ができ上がると思います。

関連記事➤屋根葺き替えの事例と費用をご紹介！カバー工事とどちらがおすすめ？

◆屋根材は軽量化が図れるガルバリウム鋼板を使用
◆足場を架設
◆セメント瓦の解体及び撤去
◆下地材の野地板には、新しい野地板を重ね張りして補強
◆ガルバリウム鋼板に見合った新しいルーフィングを敷設
◆1階屋根が緩衝する錆びた金属サイディング外壁を張り替え、同時に雨仕舞を強化

まとめ

屋根材の耐久性を鑑みた場合、セメント瓦屋根はぎりぎり30年目までは塗装や漆喰のメンテナンスでの対応が可能でしょう。
しかし、30年以降はルーフィングの破損や、隠れた不具合を抱えているケースも多くなるので、葺き替えを検討なさってくださいね。

街の屋根やさん水戸店は、茨城県内全域でご相談・点検・調査・お見積りを無料で承っております！
セメント瓦や他の屋根にも精通したスタッフが、お客様のご不安を解決するお手伝いをいたします٩(ˊᗜˋ*)و*

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