日立市 屋根を新しくするため厚型スレート瓦を撤去し野地板を増し張り
2025.08.07
日立市のみなさん、こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。本日は、屋根を新しくする際に、厚型スレート瓦を撤去して野地板を増し張りした様子をお届けします。屋根は、屋根材だけでなく、その下にある防水紙や野地板（のじいた）といった屋根の下地も大切です。そして、屋根葺き替えは、屋根下地を新…
水戸市 横葺き屋根からタテ葺き屋根へ！立平葺きで雨漏りに強い屋根に
水戸市のお客様宅は、屋根勾配が3寸（約16.7°）と緩やかで、さらに周囲には風や雨を遮る建物がなく、常に風雨の影響を受けやすい立地です。
横葺きはデザイン性に優れていますが、どうしても横方向の継ぎ目部分が弱点になりやすく、強風や吹き込み雨で雨水が浸入するリスクがあります(･´-･`*)
その点、タテ葺き（立平葺き）は、棟から軒先までを一枚の長尺屋根材でカバーするため、継ぎ目がほとんどなく、雨水がスムーズに流れてくれます。
特に緩勾配の屋根や吹き込みやすい場所では、この形状が雨漏り防止に大きく効果を発揮するんです。
タテ葺き施工は下地から強化するのが基本！
長尺の屋根材を使うタテ葺きは、下地の状態がそのまま仕上がりに反映されるという特徴があります。
わずかな凹凸でも、仕上がりの際に段差が出てしまうため、今回は野地板の増し張り（重ね張り）を行い、屋根の構造的な部分の強化も図っています。
屋根の表面がよりフラットになり、美しい仕上がりになりました。
さらに屋根を固定する土台もより強くなり、耐久性も向上するという、まさに一石二鳥の工法ですね((*^^)v
増し張りを終えた野地板は、新しい防水紙ですっぽり覆います。
従来の防水紙よりも、柔軟性などの性能を高めた改質アスファルトルーフィングを使用しました。
破れにくく、温度変化や経年劣化にも強いので、長く屋根の防水機能を守ってくれますよ～。
続いて軒先とケラバ（屋根の端部）に、唐草板金を設置します。
今回ご用意した、ガルバリウム鋼板製のタテ葺き用の屋根材です。
お客様宅は4方向に傾斜する寄棟屋根。そのため、使用する屋根材は場所ごとに長さが異なります。
短いものから長いものまで、それぞれの場所に適した屋根材を選び、取り付ける箇所にぴったりとおさまるように加工していきます。
棟際に取り付ける部分には、端部を立ち上げる水返しを一枚ごとに設けています。
折り返し加工が施されていることにより、雨水が棟部分から屋根内部に侵入するのを防ぎます。
さらに、屋根材同士の継ぎ目と棟際の嵌合部には、しっかりとシーリング処理を行います。
この処理が不十分だと、雨漏りの原因になってしまいますので要注意の箇所なんです。
これらの手間を惜しまないことで、屋根全体の美しさと防水性が確保できるんですよ(•̀ᴗ•́)و ̑̑
軒先には、仕上げとして軒先サンバナを取り付けます。
タテ葺き屋根の最大のメリットは、棟から軒先まで繋ぎ目なしで雨水を流せることです。
傾斜が緩やかでも、縦方向がフラットなので、雨水の流れが途中で滞ることがありません。
素材のガルバリウム鋼板は錆びに強く、軽量で建物への負担も少ないため、長期的な耐久性が期待できますね。
最後に棟板金を施工すれば完成です！続きは施工事例でご報告しますね～٩(ˊᗜˋ*)و*
✓緩勾配の屋根で雨漏りを防ぎたい方
✓強風や吹き込み雨の多い地域にお住まいの方
✓耐久性と美観を両立させたい方
タテ葺き屋根（立平葺き）は、このような方にお勧めです。
街の屋根やさん水戸店では、現地調査から最適な屋根材のご提案まで丁寧に対応しております。
「うちもそろそろ屋根の葺き替えを…」とお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね！
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