【屋根の寿命】知っておくと役に立つ!種類別耐用年数とメンテナンス方法
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
お住まいを長く守るために欠かせない屋根。
実は屋根材によって寿命(耐用年数)が違い、メンテナンスの時期や方法も変わってきます。
今回は代表的な5種類の屋根材を取り上げ、それぞれの特徴や寿命、お手入れのポイントを分かりやすくまとめました⸜(*ˊᗜˋ*)⸝

屋根材の寿命は種類ごとに大きく異なります。
和瓦・セメント瓦・スレート・金属・アスファルトシングルのそれぞれの特徴や耐用年数、メンテナンス方法を分かりやすく解説したいと思います。
和瓦(日本瓦)

❐特徴❐
昔ながらの住宅で多く見られる焼き物の瓦。重厚感があり、耐久性にも優れています。
❐耐用年数❐
約50〜100年。瓦そのものは半永久的に使えるとも言われます。
瓦(セメント瓦含む)に関する詳しい記事➤瓦屋根の特徴を徹底解説!メリット・デメリットなど瓦屋根の総合ガイド
昔ながらの住宅で多く見られる焼き物の瓦。重厚感があり、耐久性にも優れています。
❐耐用年数❐
約50〜100年。瓦そのものは半永久的に使えるとも言われます。
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和瓦は本当にメンテナンス不要なの?
瓦自体は非常に丈夫ですが、漆喰や下地の防水紙は劣化するため、20~30年ごとの点検と補修は必要です。
【和瓦のメンテナンスの時期と方法】
・瓦本体は長持ちしますが、漆喰(しっくい)や防水紙は30年前後で寿命を迎えるため要注意。
・定期的な漆喰補修、ズレや割れ瓦の差し替えが必要。
・葺き直しや葺き替えの際は、防水紙や下地も併せて交換すると安心です。
セメント瓦

❐特徴❐
セメントを主成分にした屋根材で、1970〜1990年代に多く使われました。見た目は陶器瓦に似ています。
❐耐用年数❐
約30〜40年。表面の塗装が劣化すると急速に水を吸いやすくなります。
セメントを主成分にした屋根材で、1970〜1990年代に多く使われました。見た目は陶器瓦に似ています。
❐耐用年数❐
約30〜40年。表面の塗装が劣化すると急速に水を吸いやすくなります。

セメント瓦は塗装で長持ちする?
表面塗装を定期的に行えば耐久性を維持できます。ただし基材自体の寿命は40年前後なので、劣化が進んだ場合は葺き替えを検討しましょう。
【セメント瓦のメンテナンスの時期と方法】
・10〜15年ごとに塗装で表面を保護。
・ヒビや割れが増えてきたら、部分補修よりも屋根全体の交換を検討した方がよいケースが多いです。
・今では生産終了の瓦が多いため、差し替えが難しいのも注意点。
スレート(コロニアル・カラーベスト)

❐特徴❐
軽量でデザイン性が高く、現在も広く普及している屋根材。
❐耐用年数❐
約20〜30年。ノンアスベスト化以降の製品は、耐久性がやや劣る傾向があります。
スレートに関する詳しい記事➤スレート屋根の特徴やメンテナンス方法を解説!製造された時期ごとに異なる寿命や注意点とは?
軽量でデザイン性が高く、現在も広く普及している屋根材。
❐耐用年数❐
約20〜30年。ノンアスベスト化以降の製品は、耐久性がやや劣る傾向があります。
スレートに関する詳しい記事➤スレート屋根の特徴やメンテナンス方法を解説!製造された時期ごとに異なる寿命や注意点とは?

スレート屋根は塗装だけで大丈夫?
塗装は防水性を維持するために必要ですが、下地の防水紙が寿命を迎えている場合は雨漏りを防げません。築20年以上なら葺き替えやカバー工事も視野に入れるのが安心です。
【スレートのメンテナンスの時期と方法】
・10〜15年ごとに塗装で防水性を回復。
・棟板金の浮きや釘抜けも定期点検が必要。
・ヒビや欠けが目立つ場合は、屋根カバー工法や葺き替えが適切です。
金属屋根(ガルバリウム鋼板・SGL鋼板など)

❐特徴❐
軽量で耐震性に優れ、近年人気が高まっている屋根材。錆びに強い表面処理が施されています。
❐耐用年数❐
ガルバリウム鋼板:約30〜40年
SGL鋼板:約40〜50年(ガルバリウムより耐食性が高い)
ガルバリウム鋼板に関する詳しい記事➤屋根の専門家が教える、金属屋根(ガルバリウム)のメンテナンス方法とご自身で点検できるチェックポイント
軽量で耐震性に優れ、近年人気が高まっている屋根材。錆びに強い表面処理が施されています。
❐耐用年数❐
ガルバリウム鋼板:約30〜40年
SGL鋼板:約40〜50年(ガルバリウムより耐食性が高い)
ガルバリウム鋼板に関する詳しい記事➤屋根の専門家が教える、金属屋根(ガルバリウム)のメンテナンス方法とご自身で点検できるチェックポイント

金属だとサビが心配だけど…
最新のガルバリウム鋼板やエスジーエル鋼板はサビに強い素材です。ただし海沿いや塩害地域では劣化が早まることがあり、定期的な点検や塗装でのメンテナンスが大切です。
【金属屋根のメンテナンスの時期と方法】
・15〜20年ごとにシーリングや塗装を点検及び補修。
・棟板金やビスの緩みを定期的に確認。
・軽量なのでカバー工事にも最適。既存屋根の上に重ねて施工できます。
アスファルトシングル

❐特徴❐
北米で普及している軽量屋根材。シート状で柔軟性があり、デザイン性も高いのが魅力です。
❐耐用年数❐
約20〜30年。日本では湿気の多さから寿命が短くなることもあります。
アスファルトシングルに関する詳しい記事➤アスファルトシングル屋根を選ぶメリットやデメリット、メンテナンス方法を解説
北米で普及している軽量屋根材。シート状で柔軟性があり、デザイン性も高いのが魅力です。
❐耐用年数❐
約20〜30年。日本では湿気の多さから寿命が短くなることもあります。
アスファルトシングルに関する詳しい記事➤アスファルトシングル屋根を選ぶメリットやデメリット、メンテナンス方法を解説

アスファルトシングルは強風に弱いって本当?
施工が不十分だと風でめくれることがありますが、適切に貼り付ければ耐風性は十分です。特に台風が多い地域では、定期点検で浮きや剥がれを早めに発見することが大切です。
【アスファルトシングルのメンテナンスの時期と方法】
・10〜15年目で表面の石粒の剥がれや反りをチェック。
・剥離や割れが出たら早めに補修や張り替えを検討。
・雨漏りが出やすい部分は、特に点検が重要です。
種類別屋根材の耐用年数

屋根材の種類 | 屋根材の耐用年数 |
和瓦 | 50年以上(ただし漆喰や防水紙は30年で交換が目安) |
セメント瓦 | 30〜40年 |
スレート | 20〜30年 |
金属屋根 | 30〜50年 |
アスファルトシングル | 20〜30年 |
【その他屋根材の寿命に関する疑問質問】
屋根材の寿命を超えてしまったら?
表面の補修では追いつかなくなり、雨漏りや下地の腐食が進んでしまいます。その場合はカバー工法や葺き替え工事など、根本的なリフォームが必要になります。
屋根材と防水紙の寿命、どちらを優先して考えるべき?
見た目の屋根材よりも、防水紙や野地板など内部の方が早く寿命を迎えるケースが多いです。屋根の健全さを保つには、内部の状態を重視して点検することが大切です。
自分で屋根の寿命のサインを見つける方法はある?
地上からでも「色あせ」「ひび割れ」「反り」「屋根材の欠け」などが見えたら要注意です。雨樋に破片が落ちている場合も劣化のサインですので、早めの点検をおすすめします。
まとめ

屋根材の耐用年数は、種類によって大きく違います。
「まだ大丈夫」と思っていても、下地や防水紙は目に見えないところで劣化しています。
早めの点検・適切なメンテナンスが、雨漏りを防ぎお住まいを長持ちさせる一番のポイントになるでしょう。
街の屋根やさん水戸店では、無料点検から最適な工法のご提案まで承っております。
屋根の寿命が気になる方は、ぜひお気軽にご相談くださいね!(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)/
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