茨城県の皆様こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。

先日、日立市のお客様から屋根調査のご依頼を頂き、現地を調査させて頂きました。

屋根材は、波状スレート瓦のナショナルニューウェーブと言う屋根材で、瓦を模してはいますが素材はセメントと繊維質などを含んだ屋根材で、既に廃盤になっている屋根材です。

アスベストが含有されている事から、屋根を新調する葺き替え工事では処分費用が膨らみます！
では、屋根塗装と言う選択肢はどうか！？

2003年に廃盤になっているので、最低でも20年が経過している屋根！調査を実施します(^o^)丿

この波状スレート瓦であるナショナルニューウェーブは、アスベストが含有されている為、ノンアスベスト屋根材と比較すれば丈夫な屋根材ですが、波状と言う特性上、歩く場所に注意しないと割れる恐れがあります。

屋根材自体の厚みが薄い上に、空気層を作る為に波状形状になっているので、膨らみ部分を歩いてしまうと割れやすい屋根材(>_<)

調査は無料で行っている私達ですが、無料だからと言って破損させるわけにはいきません。

屋根の頂点部にある棟瓦部の面戸には、ラバー（コーキング）が施工されていました。

その際に同時に行ったとみられる補修痕も確認！

割れていたのか？処理中に割ったのか？定かではありませんが、廃盤なので差し替えられず、やむを得ずコーキング材で補修した物だと思われます。

棟瓦の面戸へのラバー施工は、10年ほど前まで飛込み業者さんで流行していたメンテ法ですが・・
費用が割高で掛かっていたはずです！もう少し綺麗に仕上げてほしかったですね(>_<)

屋根は、一度屋根塗装を行っていますが、現段階で塗膜は剥離し基材が露出してきています。

このまま放置してしまうと剥離は更に進行し、セメント基材に染水してしまうので、屋根材を脆くする原因になってしまいます。

最低限、屋根塗装は必要な状態ですが・・・経年数や破損部を鑑みると微妙な判断(>_<)

塗装で屋根材を保護する事は可能でも、防水性能（雨漏り対策）を塗装に求めるのは少し酷です。

これから、20年・30年、雨漏りの心配がない状態の屋根を求めるなら、屋根の葺き替え工事が善作！

これから5年～10年と考えるなら、費用感的にも屋根塗装と言う判断でしょうか・・・。

築20年～25年の住宅は、一番難しい判断に迫られる築年数ですね(>_<)

今回お立合い頂いたのは娘様で、対象となる現場は御実家。今後の使い方によっても判断が異なります。

諸事情もお聞きしたので、現状と凡その各工事費用感をお伝えし、『先ずは、ご家族で今後の事を相談してみて下さい』とお話しさせて頂き、今回の無料調査は終了と致しました。

関連記事①▶屋根の葺き替え工事を詳しく解説！
関連記事②▶屋根塗装工事について詳しく解説！

今回の日立市の現場のように、屋根調査を実施したからと言って必ずしも見積りまで行くわけではありません。

『屋根の状態を知りたい』『凡その屋根工事費用が知りたい』『最善策は！？』などなど

理解を深めた上で、屋根工事を前向きに検討し始めるお客様も沢山いらっしゃいます(^^♪

屋根のメンテナンスが初めてのお客様も大歓迎です！
現地調査の画像を元に、お客様にわかりやすくご案内させて頂きます！先ずは当店までご相談下さいね。

関連記事▶屋根工事を始めてご検討される方も参考にしてみて下さい。