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施工事例
ひたちなか市のコロニアル屋根へガルバリウム鋼板をカバー工事

工事のきっかけ

来年初頭にOPEN予定の店舗改装中に、微補修では直らない屋根からの雨漏りが発覚しました。

内装や外装は改装している業者さんにお願いしていますが、屋根工事は依頼していない為、急遽インターネットで探しました。

色々な店舗を閲覧しましたが、街の屋根やさん水戸店さんのHPを見て直感的に『ここだ！』と思い、電話相談したのがきっかけです。

※2023年9月18日更新

屋根カバー工事,商業施設,屋根材(金属)

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根カバー工事,商業施設,屋根材(金属)

施工期間: 約2週間

使用材料: タフルーフ（黒）・構造用鋼板12㎜・改質アスファルトルーフィング・GLカラー谷板金・GLカラー笠木・GLカラー腰壁・GLどぶ溝

築年数: 38年

保証年数: 10年

工事費用: 189.2万円

ひたちなか市　/　(旧)コロニアル　(新)ガルバリウム鋼板　/　カバー

茨城県の皆様こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。

今回は、ひたちなか市で雨漏りが発生していたコロニアル屋根へ、ガルバリウム鋼板屋根材を用いたカバー工事を行いました。

築38年目のコロニアル屋根がどう変貌をとげるのか！？
また、カバー工事についても詳しく解説しますので是非、最後まで是ご覧下さい(^^)/

屋根工事前の、ひたちなか市のコロニアル屋根を振り返ります

先ずは、コロニアル屋根の施工前の症状からおさらいします。

コロニアル屋根材の耐用年数は20年～30年程度で、こちらの現場の屋根は築後38年が経過しています。

屋根は目視で確認ができるほど、無数の破損・割れ・欠けが発生していました。

コロニアル屋根は、主成分のセメントを平板状に成型した物で、経年してくると脆くなる特徴があるので、この症状が発生しているのは屋根工事時期のサインです。

表面が小さな砂を振りかけたようにザスザスになっていました。

コロニアル屋根材は新品出荷当時に塗装が施されており、10年程度での定期的な塗装メンテナンスを行う事が推奨されていますが、塗装膜が残っている場合はザスザスではなく、どちらかと言うとツルツルした表層です。

ザスザスになっているのは塗装膜がなく、基材であるセメント成分が微細に砕けてしまっている状態なので、御覧の皆様は覚えておいて下さいね＼(^o^)／

屋根工事のきっかけは、改修中の天井裏への雨漏りでした。

この画像は、天井を改修中に判明した雨漏り染みです。

当初は、雨漏り修理程度で雨漏りを納める予定でしたが・・・

天井を解体してみると雨漏り染みが広範囲に広がり、更にはあちらこちらで発生していたため、今回ガルバリウム鋼板を用いたカバー工事を行う事になりました！

屋根の不具合は雨漏りに直結します！今回キッチリ改修しますね٩( ''ω'' )و　

屋根工事内容詳細

ひたちなか市の現場で行う工事詳細

【工事内容】	【品目・形状】
屋根カバー工法工事	T2タフワイド220　ガルバリウム鋼板（黒）※野地板増張り施工
立上り壁平張り（胸壁）	平板外壁　ガルバリウム鋼板使用
笠木（シーリング含む）	ガルバリウム鋼板使用　（計測の上加工折り）
箱樋（シーリング含む）	ガルバリウム鋼板使用　（計測の上加工折り）

屋根工事スタート！

ひたちなか市での屋根工事方法は屋根カバー工事です

屋根カバー工事とは屋根カバー工事は、今の屋根材（ひたちなか市の現場はコロニアル）を解体せずに温存し、その上から新しい屋根材（今回はガルバリウム鋼板）を施工する屋根工事方法です。

2004年以前のコロニアル屋根材には殆どでアスベスト（石綿）が含有されている為、撤去費用や処分費用が高額ですが、カバー工事は解体処分が必要ないため、TOTAL的な屋根工事費用を軽減する事が出来ます。

【屋根カバー工事には、症状に併せ2種類の工事法があります】
①野地板を増し張り+防水シートを施工+新しい屋根材を施工（下地材が弱い・雨漏りがある場合）
②防水シートを施工+新しい屋根材を施工（下地材に問題がなく、今までの野地板で施工ができる場合）

今回のひたちなか市の現場は広範囲で雨漏りが発生している為、①の野地板増張りからのカバー工法です。
※関連記事：屋根カバー工事を更に詳しく解説します！

野地板増張り施工

先ずは、屋根に大切な下地を再強化する事から始めます。

既存のコロニアルの上から12㎜の構造用合板を施工していきます。
その際、平坦な部分は隙間なく張り合わせ、谷等の凹み部分は、後に谷板金を施工していくのでその分を考慮した敷き込み施工を行います。

この作業は屋根形状が複雑であればあるほど技術が必要ですが、ひたちなか市の複雑な屋根でも難無くこなすのが当店の職人！さすがです(^^♪

ルーフィング施工

次は、屋根工事で最も大切なルーフィング施工です。

このルーフィングは、屋根材の下に浸水した雨水から防水してくれる、いわば雨漏りの最後の砦となる部分です。

屋根は、実は屋根材だけで防水を行っているのではなく、この防水シートが二次防水として家屋への雨の浸水を防いでくれています。
関連記事▶最も大切！！雨漏りの最後の砦であるルーフィング！

その為【ルーフィングの欠陥＝雨漏りリスク】に繋がります！

お客様が気にするのは屋根材！ですが、屋根業者が気にするのはルーフィングです！

そして、そのルーフィング施工一つとっても施工のルールがあり、軒先から順に重ね代を設けながら敷き込み、頭頂部の棟部分は二重になるように重ね代を設けます！

善良な屋根業者からすれば当たり前の事ですが、お施主様も理解されておくに越したことはありません！屋根工事を検討される際にはルーフィングも意識して下さいね(^^♪

各種水切り板金施工

ルーフィングを敷き終え、次は各種水切り板金を施工します。

部位により呼称が変わり、少し専門的になりすぎるので、この建材を施工しなかった場合を少しイメージしていただければと思います。

この水切りを施工せずに屋根材を張ると・・
屋根の端や、屋根と外壁の継ぎ目に隙間が出来てしまい、その隙間から雨水が浸水してしまうリスクが高まってしまいます。

また、雨漏りの発生リスクが高いのは、この様な複数の箇所が交わる場所です。

雨水を浸水させない対策と同時に、雨水を強制的に排出させる対策を施す事が屋根工事には必要です！

その為、屋根材を施工する前に雨水対策を施す事が重要なんです(^^♪
因みに、この水切り板金もガルバリウム鋼板を使用しているので錆びに強いです！

ガルバリウム鋼板をカバーしていきます

そして、ようやく主役である屋根材の登場です。

今回使用するのは、月星社製のタフワイド220と言うガルバリウム鋼板屋根材です。

ガルバリウム鋼板屋根材を割り付けながら施工していきます。

今回のひたちなか市の現場は新規OPENする店舗様で、外壁も黒で塗り替えられるので統一感を演出する為に黒カラーを選択されました。

平部が葺きあがった頃にはすっかり陽もくれ始めていましたが、下地に丸3日間・平部に丸2日掛かって平部は完成しました。

しかし、これで終わりではなく、ここからが細部の仕上げです( ｀ー´)ノ

仕上げ

屋根の登頂部への棟板金施工

屋根と外壁の接合部の納まり部分を施工

そして今回は、どぶ溝と胸壁の登頂部に当たる笠木もガルバリウム鋼板で施工しました。

屋根は、メーカーさんの既製品屋根材をサイズにカットしながら施工していきますが、どぶ溝や笠木などは既製品ではなく、採寸して加工した物を使用します。

街の屋根やさん水戸店はこんな事も出来たりするんですよっ。
既製品では叶わない屋根にまつわる部位も、当店にお任せくださいね(^^♪

コロニアル屋根へのガルバリウム鋼板でのカバー工事完成です＼(^o^)／

今回のひたちなか市の現場は、改装中の店舗オーナー様の急務な工事依頼でしたが、OPEN予定日までに何とか間に合いそうなので良かったです。

オーナー様とは契約時に一度お会いしただけで、殆どがメールでのやり取りでした。

最後にオーナー様からメールで
『本当にご無理を言って工事していただき本当に感謝であります』

とお喜び頂け、スケジュール調整には苦慮しましたが、苦労した甲斐がありました。
W様、この度は街の屋根やさん水戸店へのご用命誠にありがとうございました。

同現場記事 調査時の記事：ひたちなか市で屋根張り替え依頼は改装中の店舗様からの相談

施工中の記事：ひたちなか市で野地板の重ね張りを行いガルバリウム鋼板をカバー

まとめ

今回は、コロニアル屋根へのガルバリウムカバー工事でしたが如何でしたか！？

ガルバリウム鋼板でのカバー工事は、古いコロニアル屋根に適している屋根工事です。

今コロニアル屋根をご利用の方で施工後30年近く経っていた場合は、ルーフィングの耐用年数から逆算しても屋根塗装では心許ないと思います。

『家の屋根は塗装？カバー？』『家の屋根はどう！？』と迷った時には
街の屋根やさん水戸店へご相談ください！懇切丁寧にご案内します(^^♪