水戸市で割れたコロニアル（レイシャスグラッサ）を部分的に差し替え
依頼主様より、コロニアル屋根（レイシャスグラッサ）が浮いているように見えるとご相談いただきました。
無料調査にて確認したところ、浮いているのではなく破損して脱落しかかっており、棟ぎわにもひび割れが見つかりました。
築10年のまだ比較的新しい屋根ですので、部分的な差し替えによるメンテナンスをご提案し、施工させていただきました。
※2023年9月14日更新
屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル),屋根補修工事
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 屋根材(スレート・カラーベスト・コロニアル),屋根補修工事
- 施工期間
- 1日
- 使用材料
- レイシャルグラッサ
- 築年数
- 約10年
- 保証年数
- 部分補修につき なし
- 工事費用
- 35,200円
水戸市の築10年のお住まいの屋根は、コロニアル屋根の中でも特に耐久性が高く約30年程度長持ちすると言われている、コロニアルグラッサシリーズのひとつ『レイシャスグラッサ』です。
お電話で頂いた相談内容は「屋根が浮いているように見えるので調査してほしい」とのことでしたが・・・
実際に屋根に登って見てみると、浮いているのではなく破損して脱落しかかっていましたΣ(ﾟдﾟ；)
他にも、棟ぎわの屋根材にもひび割れが見つかりました。
地上からはなかなか確認できない箇所ですので、屋根にあがってみないとわからないことも多いのです。
脱落の危険性があった屋根材は無料調査時に撤去し、ひとまず地上に降ろしておきました。
築10年とまだ新しいお住まいの屋根は防水紙は十分に健全な状態でしたので、割れた屋根材のみ部分的な差し替え工事で修繕可能と判断(｀･ω･´)
お客様にご提案させていただきました。
まずは破損したレイシャスグラッサの根元部分を撤去します。
スレーターズニッパーと言う特殊な工具を屋根材の隙間に入れ、留め具部分を引っかけて抜き取りました。
コロニアル屋根材は軒先から重ねて葺いているため、部分的に差し替える場合は留め具部分を引っかけて抜き取る方法を取ります。
その際、慣れていないとスレーターズニッパーで防水紙を傷めてしまう恐れがあるので注意が必要です。
今回は築10年程度の屋根ですが、2～30年を経過しているコロニアル屋根での部分差し替えは少し考え物かな・・・と思います。
目利きの効く屋根業者に相談するのが吉です(o^^o)
差し替え用の屋根材です。
既存のものと全く同じ、レイシャスグラッサのココナッツブラウン色をご用意しました。
今回は同じものがありましたが、築年数が経っている屋根材の場合すでに廃盤になっているケースもあります。
その際は寸法を測り、できるだけ似ている素材とお色の代替品を探して対応いたします(^-^)
当初は破損した屋根材1枚の交換予定でしたが、破損部分の周辺の屋根材もひび割れている箇所があったため急遽5枚交換となりました。
新たに用意したレイシャスグラッサが1束8枚入りだったこともあり、この際ですから傷んだ部分は1枚残らず綺麗にしましょう！ということで、5枚分を差し替えていきますよ～(๑`·ᴗ·´๑)
撤去したレイシャスグラッサの部位に、釘が打てる部分はしっかり打ちます。
新たなレイシャスグラッサは水上側にシーリング材を充填し、滑り込ませて差し込みます。
水下側までがっつり塗ると屋根材下から雨水が排水しなくなり、逆に雨漏りの原因になるので注意が必要です。
はみ出したシーリング材を綺麗に拭いてよく馴染ませたら、差し替えの完了です(*ﾟ▽ﾟ*)
全く同じ屋根材で同じ入りを選択していますが、紫外線の力は凄いですね。全然色が違います(^_^;)
棟ぎわ部分のひび割れは、差し替えを行うには棟板金の脱着が必要となり費用が嵩みます。
そのため今回はひとまずコーキングで修理いたしました。
棟板金の脱着を伴う差し替えは、今後屋根塗装のメンテナンスを行う際にご検討いただくよう依頼主様にはお伝えし、差し替え工事完了です。
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