常陸太田市で瓦屋根の漆喰修理相談！詰め直しと強化棟の二案をご提案
2023.07.27
茨城県の皆様こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。今回は、常陸太田市のお客様からいただいた瓦屋根の漆喰修理相談案件をご紹介します。瓦屋根では定期的な漆喰メンテナンスが必要ですが、漆喰修理（詰め直しなど）を検討の際、棟を耐震性の高い強化棟に変更するのも一つの案です。再び地震が多くな…
水戸市で漆喰詰め直し工事着手！安い工事費は塗り重ねかもしれない！？
漆喰の状態を見極め、1階の漆喰は詰め直し工事、2階の棟瓦は取り直し工事で対応します(๑•̀ - •́)و✧
工事方法が異なるのは、1階よりも2階に不具合が発生しやすいからです。
地震が起こると高い位置にある2階の方が大きく揺れ、また遮るものがない分紫外線に晒される時間が長く、そういった諸々の環境が、劣化を早める要因になっているのかもしれません。
今記事では、1階の漆喰詰め直し工事の模様と併せ、「塗り重ね」や「詰め増し」などについても説明したいと思います(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
施工前の1階の隅棟の様子です。
付け根部分の亀裂が入った箇所を軽く触ってみると…ぽろりと漆喰が剥がれてしまいました(°-°；)
瓦の固定や接着に用いられる漆喰は、深刻なダメージを受けないよう定期的な点検は大切ですが、メンテナンス方法を間違えると、とても厄介なことになってしまいます(>_<｡)
例えば、漆喰が簡単に剥がれるパターン。
古い漆喰を撤去して新しい漆喰に詰め替える方法が本来の施工ですが、傷んだ漆喰を取り除かずに上塗りをしたり、痩せた部分に詰め増しをするといった方法を取ると、せっかく塗った漆喰が早い段階で剥がれ落ち、大きな隙間ができやすくなるのです。
詰め直し工事は、まず既存の漆喰を綺麗に除去することから始まりますが、その際に土台となる棟土もこぼれ出てきます。
それを避けたいのでしょうか…？
棟の修繕ができないのか、面倒な作業をしたくないのか、理由のほどは定かではありませんが、不慣れな業者さんほど撤去せずに重ね塗りをする傾向にあるようですσ(･´-･`*)
依頼した業者さんがどのような工事をしたのか？経過を見ていなければ分からないでしょう。
完成したばかりの状態では、古くなった漆喰がそのまま残されているのか否か、残念ながら確かめるすべはないのです。
漆喰工事を通常よりも安価で行っている場合は、疑った方がいいかもしれません。
仕上がりやでき上がりももちろん大切ですが、工程・過程・使用する材料・技術等々が伴ってこそ、初めてプロの仕事と言えるのです( ｡•̀_•́｡)
飛び込み業者さんなどによくある「詰め増し施工」には十分注意してくださいね。
漆喰詰め直し工事の正当な手順として、傷んで古くなった漆喰を取り除いた後、棟土を均して調整します。
今回新たに使用するのは、シルガード（なんばん漆喰）です。
シリコン防水材を添加することにより、通常の漆喰よりも防水性が高く、強度や耐久性にも優れた仕様になっています。
下地と漆喰を密着させるハイモルエマルジョン（プライマー）も欠かせないアイテムです。
台土とシルガードをより強固に密着させるために、接着強化材のプライマーを塗布してから施工するのが当店流！(｡•̀ᴗ-)✧
なんばん漆喰を詰める前に、プライマーをピンポイントで馴染ませます。
乾かないうちに漆喰を鏝で塗り込み、徐々に均しながら最後に表面を綺麗に整えます。
細かなところまで隙間なく塗るのは非常に難しく、職人の熟練の技が求められる作業です。
なんばん漆喰を詰め直した1階の棟です。
黒ずんでいた漆喰が美しい白色によみがえり、和瓦とのコントラストが際立ちますね(*ˊᗜˋ*)
2階の棟瓦取り直し工事は、改めて近日中にご報告いたします！
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