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施工事例
茨城町で増築部からの雨漏り原因を解消するための屋根カバー工事

工事のきっかけ

増築した建屋で、昨年末から雨漏りが発生するようになり困っていました。

以前も雨漏りした事があり修理を行ったのですが、今回も同じ箇所からの漏水だったので、しっかりと納得の行く原因究明の上で工事を実施したいと思っていました。

3社に調査を依頼し、その内の1社が街の屋根やさんです。

散水調査で原因も究明してくれ、改善のための工事説明も一番納得ができたので、今回屋根工事を依頼しました。

※2023年9月18日更新

雨漏り修理,屋根カバー工事

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 雨漏り修理,屋根カバー工事

施工期間: 1週間

使用材料: T2タフルーフ・改質アスファルトルーフィング・構造用合板・ガルバリウム鋼板

保証年数: 10年

工事費用: 89.1万円

茨城町　/　増築部の雨漏り　/　ガルバリウム鋼板カバー工事

茨城県の皆様こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。

今回ご紹介する屋根工事は、東茨城郡茨城町で完了した雨漏りが発生していた増築屋根の工事です。

現場は数年前に雨漏り修理を行い一時は沈静化したものの、昨年末に再び同箇所で雨漏りが発生していました。

家庭環境やライフスタイルの変化によって実施される増築は、母屋との連結部に必ず継ぎ目が出来るため、降雨をどの様に誘導して排水するか（雨仕舞※あまじまい）が大切です。

今回は、屋根カバー工事を用いて、雨漏りの原因も根本的に解決していきます(^o^)／
関連記事▶屋根カバー工法工事を詳しく解説

本記事は、調査の様子から工事完了までを順を追って報告していきますので、増築での雨漏りや屋根の不具合でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみて下さいね(^^♪

雨仕舞を詳しく解説

▶雨漏りさせないため、雨水を積極的に排水させる雨仕舞について詳しく解説

現場調査の様子から振り返ります

室内への雨漏り被害

先ずは、現場調査時の室内天井への雨漏り被害の様子です。

サッシのある窓際天井への雨染みが色濃く発生しており、徐々に居室中側まで広がっているように見えます。

室内を確認する前に建物全体を確認しており、建物の設計状況と雨漏りの状況から、増築の継ぎ目部分を重点的に調査する方針を立て、屋根に登らせて頂きました。

屋根に登って調査

室内の雨漏り染みの上部にあたるのは、増築の為の設けられた谷板金です。

増築屋根の軒先と腰屋根の外壁の緩衝部に設置されていましたが、傾斜もほとんどなく、大量に雨が降ればこの谷板金に雨水が滞留してしまう状態( ;∀;)

また、屋根の軒先と谷板金に高さもなく、納めるために屋根材の脳天からビスが打たれていました((+_+))

これは、屋根下地の作り方によるものが起因となっているのでしょうが、露出した屋根材に、上からビスを打ってしまえばビス頭からの漏水も否めません。

屋根の不具合＝雨漏りに直結します！この部分も今回同時に改善しておきたい部分でした。

無料調査の段階では、谷板金部と四面屋根の1面を改善すれば雨漏りが沈静化する事は判明しました。

そこで、今回は二種類のお見積書を提出しました。

①本谷板金部の納め直し+四面屋根の内の一面をカバー工事　/　￥517,000（足場費用込み）
②本谷板金部の納め直し+四面屋根の内の全面をカバー工事　/　￥891,000（足場費用込み）

お施主様は3社に調査見積り依頼をされた様ですが、当店が一番早かったようで、他社の見積りが出揃った2週間後にご連絡を頂き、全面をカバー工事する内容で依頼打診を頂きました。

※本来、相見積もりは最初に提出した方が不利なんですが、お客様の不安を少しでも短くしてあげたいと思うのが街の屋根やさん水戸店！不利とか有利とかの問題ではありません(^o^)丿

散水調査を実施

そして、念には念を入れ、請負契約を締結していただく前に、散水調査を行いました(^O^)／

当店の提案内容とお施主様の判断が本当に正しいか！？実況見分です！！

屋根の上で散水を行い、漏水箇所を特定

色濃く出ていた雨染み部に、漏水音を確認

散水調査の結果、谷板金下から漏水し、増築部である外壁方向に広がる事が分かりました。

今回の屋根工事内容で、雨漏りが改善される事で間違いありません！

しかしこの複雑な増築屋根に対し、どう雨仕舞対策を行うのか？ここからが腕の見せ所です(^o^)丿

【茨城町の現場で行った、散水調査の記事】

▶茨城町で雨漏りに伴う屋根工事契約前に再確認の散水調査を実施

屋根工事スタート（雨漏りに伴う屋根カバー工事）

今回の屋根は、2階部の屋根のため、外周に足場を架設して工事スタートです！

屋根下地を作り直します！

今回の屋根工事は、今の屋根の上に新しい屋根を重ねる屋根カバー工法での工事です。

屋根カバー工法を行う場合は、現場の状態によって屋根下地の作り方が異なります。

①構造用合板（コンパネ）を既存屋根材に重ね張り、その上に防水シートを敷設
②既存の屋根材の上に、ダイレクトに防水シートを敷設して下地を作る工事方法

が一般的な屋根カバー工法の下地作りですが、今回の茨城町の現場は、更に一工夫しています(^o^)丿

今回の雨漏り箇所は、増築部の接合部である谷板金ですが、妻側の壁際も漏水リスクがあります。

その上、谷板金に設けられた排水のための傾斜も、中央に溜まるように作られていたため、妻側の壁を塞ぎ、漏水リスクを極限まで下げる仕様に変更させて頂きました(^o^)／

次は、屋根の中に浸水した雨水をシャットアウトしてくれる、防水シートの敷設です。

新しく作成した妻側部分の立上り部分も防水シートを立上げ、元々の谷板金に雨水が廻らないように対策！

この状態で雨が降っても、漏水する事はない大切な防水紙！今回は、耐久性が20年超ある、改質アスファルトルーフィングを採用させて頂きました＼(^o^)／

関連記事▶雨漏りの最後の砦！防水紙（ルーフィング）を詳しく解説

ガルバリウム鋼板製の屋根材をカバー

下地をしっかり作り直したので、本体である屋根材を葺いていきます(^o^)丿

今回使用するのは、月星社製のガルバリウム鋼板屋根材である、T2タフルーフを使用します。

このガルバリウム鋼板屋根材は、1㎡（1ｍ×1ｍ）で約5.5㎏ととても軽量で、既存の屋根に重ね葺く屋根カバー工法でも、屋根重量増を軽減できます。

また、昨今人気の次世代ガルバリウム鋼板であるSGL鋼板と比べ、価格帯がリーズナブルなので
屋根工事費用が気になる・・・と言う方にはお勧めの屋根材です！

今回使用している屋根材のカラーは、ダークブラウン色です！

タフルーフは、この他にモスグリーン・ネイビーブルー・ブラック・ダークグレー・ギングロ・シルバーなどのカラーも選択できますので、ご自分のお好きな色をチョイスする事が出来ます。

ご検討の際にはカラー見本表をお持ちしますので、皆様も遠慮なく仰って下さいね(^^♪

雨漏りの原因だった増築のつなぎ目を施工

そして・・・雨漏りの原因分子であった谷板金部の施工です。

下地を作って防水シートで二次防水対策を施し、計測して加工してきたガルバリウム鋼板を設置し、万全な漏水対策も施しました。

曲げたり折ったり、複雑な形状や接合部に大活躍するのが板金素材＼(^o^)／

そしてその板金の中でも、錆にも強く！耐久性が高いのが、今回使用しているガルバリウム鋼板！

これで、バッチリです＼(^o^)／

確認と清掃

屋根工事が完了したら、お客様担当者が拭き上げ清掃を行いながら施工状況をチェック(^o^)丿

拭き上げは、除菌シートで行いますが、実施日はとても天気が良く、シートが直ぐに乾いてしまう状況！

通常は40分程度で終わる作業ですが・・・
今回は、屋根上で一人汗だくになりながら、1時間半の時間を要してしまいましたが・・・(^_^;)

最終確認をお施主様にもして頂き、ご納得いただけましたので、お引渡しさせて頂きました＼(^o^)／

最後に、足場を解体したあとに住宅廻りを簡易清掃。

屋根工事作業中の作業塵や、ビスや釘などが残っていてもいけません！
『工事だけでは半人前！清掃までキッチリ出来て一人前！』と言うのが、当店の職長の口癖！

今回も、しっかり行わせて頂きました(^^♪

全ての工程が完了です

全ての工程が完了です。

今回の屋根カバーは、雨漏りの原因箇所への漏水対策を含んだ屋根工事で、屋根に降り注ぐ雨水を、どの様に誘導して排水するのか！？を考慮しながらの屋根工事でした。

一般の方は、完成形しか見る機会がないと思いますので、今回は隅から隅までご報告してみました(^^♪

屋根の不具合は、起こるべくして起こり！収まるべくして収まっているんですよ。
当ブログをご参照の皆様も、今回の事例をぜひ参考にしてみて下さいね。

お客様から頂いたアンケート

とても親切に対応して頂きました。細かい所まで診て頂き、ありがとうございました。

職人さんも感じが良く、仕事も丁寧で早かった。社長さんも丁寧に工事説明をしてくれて、安心できた。

関連記事▶茨城町で屋根カバー工事を行ったお客様よりお喜びの声を頂きました

街の屋根やさん水戸店では、屋根の症状に合わせて施工を行っております。

今回使用したガルバリウム鋼板屋根材に限らず、瓦屋根・スレートコロニアル・雨漏り修理工事から工場などの大規模屋根工事まで対応しています。

茨城県内全域！ご相談、調査、お見積りまで無料で賜ります。
屋根の事は、屋根専門業者である街の屋根やさんに、ぜひ相談して下さいね＼(^o^)／