那珂市で瓦屋根の修理相談！大棟の取り直しと全体的な漆喰工事が必要
2022.10.17
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。本日お届けするのは、東日本大震災で被害にあった那珂市の瓦屋根調査です。2011年3月11日に起きた東日本大震災から11年が経ちました。被災後10年以上経ち、東北地方では屋根の傷みが激しい住宅修理相談が今でも多く寄せられているそうで…
常陸大宮市で瓦屋根の漆喰診断！現段階では漆喰の詰め直しで対応可能
ご依頼の住宅は、築22年が経過しています。
今まで漆喰に関しては、メンテナンスらしいメンテナンスは行っていませんでしたが、ある日玄関先に落ちていた漆喰の欠片を見つけ、そろそろ修理を…とお考えになったとのことです。
最初に確認した1階の漆喰は、鬼首（鬼瓦の付け根）周りの漆喰が黒っぽく変色し、所々でひび割れが起こっていました。手で触れただけでも簡単に剥がれそうな状態で、おそらく地震や強風などの影響を受け、欠片がぱらぱらと落ちたのでしょう(>_<｡)
漆喰は15年～20年でのメンテナンスが望ましいため、今回お客様が修理を検討されたのはよいタイミングだったと思います。
現状では、熨斗瓦や棟瓦に特に歪んだ部分はありませんが、漆喰の剥離が進行すると、内部の葺き土が流出して土台が弱くなり、棟自体に曲がりなどが生じてきます。
最悪の場合は、傾きや崩落を招くこともあるのでとても危険です。
空き家になってずっと放置された瓦屋根は、ほとんどが棟瓦から崩れ落ちています。劣化の症状が軽いうちに補修を行い、早めに健全な状態に戻しておくことは、家を長持ちさせる秘訣なんですね(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
こちらは2階の漆喰です。一見大丈夫そうですが…
よく確認すると、剥がれた箇所がいくつか認められました。
通常は棟の土台となる葺き土に漆喰を塗り、棟が崩れないように保護していますが、経年とともに境目に隙間ができてしまい、漆喰が剥がれる原因となります。
鬼瓦の台座部分は、完全に漆喰が剥がれていますが、特に2階の関してはなかなかお客様の目に触れる機会がなく、いつの間にか劣化症状が進行していた…という事態も多いようです。
15年程度経過したころに、漆喰の欠片を見つけた際は、早めにご相談されることをお勧めします(o_ _)o
火災保険の補償の対象となるのは、「風災・雪災・雹災・物体の衝突」になります。
これらが原因と思われる破損についてのみ、申請が受け付けられます。
反対に火災保険が適用できない修理は、「経年劣化で破損したと判断・申請期限である3年を超えている・免責など一定の金額を超えない」と定められています。
火災保険はあくまでも、自然災害や突発的に起きた事故に対する補償です。経年劣化はもちろん、災害が起こってから3年以内でなければ申請が認められませんので、気を付けてくださいね。
地震が原因で漆喰になんらかの被害が出た場合、火災保険は使用できません。
ご契約の保険の補償内容をチェックしておくことも大切ですね(๑'ᵕ'๑)
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