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現場ブログ
城里町で軒天修理をお考えの方へ修理方法や確認すべき点を解説

茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。

本日は城里町にお住いの方に向け、軒天の修理方法や日頃から確認すべき点などを、当店が行った工事例を交えてご紹介したいと思います。

屋根の裏側に位置する軒天は、雨や風の影響を受けにくいところだと考えがちですが、実はとても傷みやすい部分でもあるのです。

お住いの健康を維持するためにも、軒天の雨染みや剥がれは早めに対処しましょう(*ˊᗜˋ*)/

工事例①剥がれ落ちそうな木製の軒天！張り替えで補修

工事のきっかけ 「二階の木製の軒天が剥がれてその周囲も腐食している」とのご相談をいただきました。
今まではできる場所はご自身で手入れをされてきたようですが、高所のため専門店に依頼した方がよいと判断されたそうです。
水に弱い木部は、メンテナンスのタイミングが遅れてしまうと、周辺部から雨水が浸透し不具合を起こしてしまいます。今回は軒天の部分張り替えと、破風板に金属を巻いて強化する対策を施しました。

傷んだ軒天と破風板を取り除き下地を木材で強化

カットしたケイカル板を重ね張りした軒天

傷んだ破風板を解体したところ、内部にまで雨水が染み込んでいました。

腐食して傷んだ部分を撤去した後、新たに軒天と破風板の下地を木材で強化します。ちなみにこの作業は大工職人が担当します。

軒天の張り替え用のケイカル板は、採寸通りに切り出し、面取りをした上で設置しました。

古い破風板と繋いで取り付けた新しい破風板

ガルバリウム鋼板で板金巻きを施した破風板

腐食箇所を解体して繋いだ破風板は、今までの破風板と一緒に、ガルバリウム鋼板で板金巻きを行います。
金属板を巻き付ける方法で、これで木質系の破風板の耐久性が格段にアップするんです( ･ㅂ･)و ̑̑

【軒天部分張り替え・破風板板金巻き工事】
工事費用：52万円（雨樋交換・足場費用含む）　/　施工期間：4日間

腐食している場合は、下地の補強も必要です。軒天の剥がれや破損は、屋根や破風板からの雨水の侵入によって傷んでいるケースもありますので、原因を確認してくれる業者に依頼しましょう(*ˊᵕˋ )⁾⁾

詳しい施工記事➤水戸市の破風板板金巻きと軒天工事は、下地補修や瓦調整も実施

工事例②軒天の捲れと剥がれは重ね張りで対応

工事のきっかけ 「軒天が剥がれて所々で穴もあいている」とのご相談をいただきました。
ご近所の大工さんには穴を塞ぐだけの施工を依頼していましたが、時間が経つとまた他の場所に穴があいてしまうという繰り返しで、当店が調査と修理工事を行いました。
軒天の下地は十分使える強度があったため、今までの軒天材の上から新しい材料を重ね張りする方法を用いました。

木目化粧プリント合板7本溝

2種類のサイズを事前に準備

既存の軒天材を残す重ね張りは、撤去費用や廃材処分費用がかかりません。

すっかり元の模様が剥げてしまった軒天に、重ねて張りつけるのは木目調の化粧プリント合板です。

こちらのお宅は、場所によって微妙に軒天のサイズが異なり、事前に入念に確認をして、772㎜と773㎜の2種類の合板を用意しました。

縦柄に取り付け、コーナーでは溝がぴったり合うように、鉋で削り出して微調整しました。
施工技術があってこそ、見栄えのよさにもこだわるのです(*´ `*)/✧

外壁との取り合い部には、色合いのバランスも考え、コーキング処理を行いました。

【軒天重ね張り修繕工事】
工事費用：35.5万円（足場費用含む）　/　施工期間：4日間

化粧合板の重ね張りは、元々の軒天に強度があると判断できた場合のみです。
下地がまだ健康な状態であれば、重ね張りで対応が可能でしょう。
1階部分は脚立を使用しますが、2階以上は足場は必要になるのでご注意くださいね。

詳しい施工記事➤水戸市で軒先捲れと化粧剥がれした軒天は化粧合板重ね張りで修繕

工事例③破風板からの漏水！軒天と破風板のカバー工法

工事のきっかけ 「軒天の補修を繰り返してきたがなかなか雨漏りが改善されない」とのご相談をいただきました。
雨漏り染みが広がる木製の軒天を中心に、ケラバを含めた周囲を調査した結果、破風板からの漏水が原因と分かりました。
今回は雨漏りが発生している南側と北側のみ、ガルバリウム鋼板による軒天と破風板のカバー工法を実施しました。

既存の軒天を残しガルバリウム鋼板でカバー

カラーGL（色付きガルバリウム鋼板）を用意

ガルバリウム鋼板でカバーするメリットは、木製に比べて雨水による腐食に強く、カビが生えにくく軽量な点が挙げられるでしょう。

各部のサイズに合わせて加工したガルバリウム鋼板を、それぞれ設置していきます。
軒天に関しては、元々の白色と同じ鋼板を用意し、裏側にボンドを波状に塗布して貼り付けました。

白いビスで固定したので、見た目も自然な仕上がりになりましたね(o´∀`)b

破風板も同色の茶系を選び、劣化が進んでいた軒樋・竪樋・集水器も一部交換しました。

【軒天・破風板ガルバリウム板金カバー工事】
工事費用：25.63万円　/　施工期間：1日間（3名）

屋根の突端に取り付けられ、雨風の影響をまともに受ける破風板は、雨漏りの原因となりやすく、軒天にも被害が及ぶケースが多々あります。
破風板や鼻隠しの状態も、日頃からよく見ておいた方がいいでしょう。

詳しい施工記事➤水戸市で漏水していた軒天井と破風板をガルバリウム板金でカバー

軒天がこんな状態の時は要注意です

外壁より外側に出ている軒天（軒先の裏側）は、地上からでも見える場所に位置しています。
そのため屋根本体よりも、早い段階でなにかしらの不具合に気付くことがあるかもしれません。

軒天の劣化のサインは、どのような症状なのでしょうか？

軒天の劣化のサインとは？ 【色褪せ】塗料が塗られている場合は、塗膜が剥がれてくると色褪せが起こり、防水性が低下します。
【雨染み】屋根からの雨漏りや、雨樋の不具合などで濡れてしまうと雨染みが現れ、悪影響を及ぼします。
【剥がれ】木質系の一部が剥がれたり、ささくれ状に裂けた場合は、状態に応じて張り替えが必要です。
【苔・黒ずみ】雨染み以外の苔やカビの黒ずみは、湿気が存在する証拠で、有孔板に交換もしくは換気口を設ける対策が有効です。
【穴あき・崩落】完全に剥がれ落ちたり、内部が覗けるような穴あきは、早急に新たな軒天を張るようにしましょう。

関連記事➤軒天の雨染みと剥がれは見逃し厳禁! 雨漏りや鳥獣被害に繋がります

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました(*_ _)⁾⁾

日頃はあまり目立たない、どちらかと言えば地味な存在の軒天ですが、雨漏りから建物を守り、屋根裏の換気や火災の際の燃焼防止効果など、様々な役割を果たしています。

傷んで剥がれた箇所から小動物が入り込んでしまうと、健康被害が発生する可能性もありますので、住処にされる前に、屋根の専門店へ早めに相談されるようお勧めします。

街の屋根やさん水戸店では、茨城県全域で無料診断を実施しております。
軒天を始め、お住いに関して気になる点がある場合は、お気軽にご連絡くださいね( ´͈ ᵕ `͈ )

関連記事➤茨城県全域！屋根調査・お見積りまで無料で承ります（無料点検内容）