茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。

本日は、古河市で行ったパミール屋根の無料調査の模様をお届けいたします。

当店の調査記事にも度々取り上げられるパミール…早期に不具合を発症する屋根材として、すでにご存じの方も多いかもしれませんが、改めてパミールの問題点をおさらいしたいと思います<(*_ _)>

欠片がポロポロ落ちてくる屋根に悩まれていたお客様は、当店で似た現象の記事をご覧になり、お問い合わせくださいました。

「建築仕様書で屋根材の種類を確認しましょう」という記事の内容通りに見直してみたところ、「パミールA」と記載されていたそうです。

パミールAは天然木の風合いを模したテクスチャーで、他のパミールS・パミールMと比べてカラーバリエーションが多く、よく使用されているタイプです。

屋根の欠片が落ちていても、全容が分からずに気をもまれていた時に、ちょうどアンテナ工事を行った電気屋さんから「屋根が酷いことになっている」と指摘を受け、やはり放置はできないと、専門店に調査を依頼しようとお考えになったとのことでした。

実際に確認した屋根は、端部のいたるところで層間隔離現象が起こり、電気屋さんが驚かれるのも無理はない状況です( ;ㅿ; )

主成分の繊維・セメント・水を混錬して、層状に重ねて加圧する抄造法で製造されたパミールは、1枚1枚の層に水が入りやすく、パリパリと剥がれた結果、基材部分が露出してさらに雨水を吸い込みやすくなります。

比較的日当たりのいい場所でも層間剥離が進み、特に軒先に近い箇所は素地が剥き出しになっていました。

水上側の方も何層にも捲れ上がり、今にもパリパリと剥がれ落ちそうな状態です。

古河市のお宅は築21年ですが、おそらくは10年ほど経ったころから、剥離を伴う劣化現象が始まったと考えられます。薄く捲れ上がった部分が剥がれ、欠片としてポロポロと落ちていったのでしょう。

傷みが著しいパミール屋根のメンテナンス方法は、「屋根葺き替え」もしくは「屋根カバー」のどちらかになります。

通常のスレート屋根は、塗装を施して寿命を延ばすことができますが、塗膜ではなく屋根材自体が剥離するパミールに塗装を行っても、残念ながらメンテナンスにはならないのです(ﾉд･｡) 

関連記事➤屋根がニチハ「パミール」で今後のメンテナンスが心配な方へ

関連記事➤これまでの屋根を撤去して新しい屋根に作り替える葺き替え工事

関連記事➤現在の屋根を新しい屋根で覆う、二重屋根になるのが屋根カバー工法

屋根の下地などの状態を考慮した上で、今回は屋根カバーをご提案させていただきました。
軽量で地震い強いSGL鋼板製のスーパーガルテクトを使用して、月内には着工予定です。

築20年前後で、屋根材の欠片がポロポロ落ちて困っているというお宅は、パミール屋根かもしれません。
建築仕様書を確認することをお勧めしますが、中には実際とは異なった種類の屋根材が記載されているケースもあります。

ご心配な方は、ぜひ街の屋根やさん水戸店の無料診断をご利用ください。
屋根を熟知したベテランの担当者が、調査からお見積りまで丁寧に対応いたします！٩(ˊᗜˋ*)و*

関連記事➤茨城県全域！屋根調査・お見積りまで無料で承ります（無料点検内容）

 

➤城里町の屋根カバー工事は平板スレートへ高耐久エスジーエル鋼板を施工

➤ひたちなか市で錆に強い金属屋根材であるSGL鋼板での屋根カバー工事

➤行方市の屋根カバー工法は高耐久SGL鋼板のスーパーガルテクトで施工

➤城里町で屋根リフォームと外壁塗装を同時に施工し足場を有効的に活用