那珂市 築30年の厚型スレート瓦で複数の問題点発覚！葺き替えがベスト
2025.07.15
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。那珂市にお住まいのお客様から、「屋根が茶色っぽく変わってきて心配…」とご相談をいただきました。こちらのお宅は築30年で、15年ほど前に屋根塗装を実施されていますが、それ以降特別なメンテナンスはしていなかったそうです。…
常陸太田市で瓦屋根の地震対策ならガルバリウム鋼板での軽量化がお勧め
こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は常陸太田市にお住まいの皆様に、常陸太田市で多く見かける瓦屋根の住宅の地震対策についてお話しようと思います。
県内で最大の市域面積を誇り、自然環境豊かな常陸太田市。
歴史と文化が薫る街並みには伝統的な和建築の家々や町屋が点在し、趣のある情景が見られます。
最近は新築物件での瓦屋根は減少傾向にありますが、古い町並みが残る常陸太田市では瓦屋根の建物もまだまだ存在します。
耐久性が高く適切なメンテナンスを行えば数十年機能を維持できる瓦屋根は、一方で重量があることから耐震性は低いと言われているのです。
瓦屋根にはさまざまな種類や形状があります。
通常瓦はいぶし瓦や釉薬（ゆうやく）瓦などの粘土を使った焼き物です。セメントや金属などの素材を使ったものもありますが、一番多いのはやはり昔ながらの粘土瓦です。
塗装メンテナンス不要で耐久性が高いのですが、最大のデメリットはその重さ。
支える柱がしっかりしていないと耐震性に劣ることになってしまうので、古い住宅ほど心配が出てきます。
また昔の工法では瓦は下地に固定されていないので、地震や台風による脱落や飛散のリスクが高いのです。
昔ながらの立派な入母屋造りの住宅など、古い体躯で棟瓦が高く積んである屋根の重みを受け止めている建物は地震の影響を受けやすいと言えます。
だからといって・・・ご先祖様から受け継いだ家をそう簡単に壊すことも手放すこともできませんよね(´;︵;`)
では、そんな環境の屋根にはどんな地震対策が可能なのでしょうか？
軽量な屋根材は家本体への負担が少なく、地震での揺れも軽減できると言われています。
なかでも最も軽いのがガルバリウム鋼板をはじめとする金属製の屋根材です。
1㎡あたりの重量が瓦は約50～60㎏なのに対し、ガルバリウム鋼板は約5kg。なんと約10分の1の重さです。
金属製だとすぐに錆びてしまう印象をお持ちかもしれませんが、ガルバリウム鋼板はアルミニウム・亜鉛合金メッキで覆うことで錆にも強く、トタンと比べ防錆性が約4倍も高くなっています。
多彩なデザインとカラーバリエーションが特徴でさまざまな建物に合わせやすく、純和風住宅の外観にもマッチします。
瓦の風合いを残したい場合は、瓦調デザインのガルバリウム鋼板屋根などもございますよ(o^^o)
関連記事➤ガルバリウム鋼板とは？屋根・外壁で人気の理由とメンテナンス
台風で一部が崩れた瓦屋根を軽い金属屋根に葺き替え
築年数 330年 工事日数 15日間 費用 約375万円 建坪 約55坪
築30年以上の瓦屋根はあちこちで漆喰不良が発生し、剥がれた谷漆喰の塊が排水を阻害し雨漏りを引き起こしていました。
雨水の浸透により防水紙（ルーフィング）も劣化しており、漆喰取り直しでは根本的な改善には至らないため、屋根の葺き替えをご案内いたしました。
瓦屋根を解体し古い瓦と残土をすべて撤去したら、まずは屋根の二次防水を担う防水紙「改質アスファルトルーフィング」の敷設です。
防水紙同士に隙間ができないように重ね幅を十分に取り、軒先から棟に向かって貼っていきます。
今回の屋根は入母屋風の和風屋根形状ですので、加工性が良く複雑な屋根形状にも対応できるガルバリウム鋼板製の「T2タフワイド」を選択しました。
錆びに強いステンレスビスでしっかりと固定することで、地震や台風からお住まいを守ります。
細かな漏水対策を施しながらの棟部施工です。重たかった棟瓦も棟包み板金で耐震性が向上しました(^^♪
和風の風合いをしっかり残しつつ美しくスマートな屋根に仕上がり、施工完了です。軽量化したガルバリウム鋼板により、地震や台風にも強い屋根に生まれ変わりました(=^^=)
築23年のモニエル瓦は脱落や破損を起こしており、棟漆喰も劣化が進行していました。
コンクリート素材のモニエル瓦は塗装によるメンテナンスが可能ですが、耐震性・耐風性への不安もあり、これを機に思い切って屋根のイメージを一新することとなりました(≧∇≦)
工事前に足場を設置し、屋根材を手際よく解体していきます。
防水紙（ルーフィング）を敷設します。
使用する防水紙は、20年超の耐久性を持つ「改質アスファルトルーフィング」です。
スーパーガルテクトを施工します。
お客様は発売されたばかりの新色「Sシェイドワインレッド」をお選びになりました。屋根のリフォームは、従来の屋根と異なるお色にして家全体の印象を変えるチャンスでもありますね(*ﾟ▽ﾟ*)
地震の揺れやや台風にも強い屋根が完成し、お客様にもご安心いただけましたヽ(*´∀｀)ノ
築40年のセメント瓦屋根は数年前から室内への雨漏りを繰り返しており、お客様もそろそろ限界だとお考えでした（セメント瓦の耐久年数は約30年です）。
点検したところ、下地がかなり傷んでいることが確認できました。
既存のセメント瓦屋根を撤去してみると、その下の二次防水機能である防水紙（ルーフィング）は無残に亀裂破損が起こった状態でした。これでは雨漏りは到底抑えられません。
屋根床材である野地板が劣化しているので増し張り施工を行います。増し張りは既存の野地板を解体せずに新しい野地板を重ね張りして補強する施工法です。
野地板の増し張りで重量が増えても、金属屋根材との組み合わせなら瓦屋根よりもはるかに軽くなりますし、屋根下地も強化できます。
野地板設置後、新しい防水紙「改質アスファルトルーフィング」を敷設します。
スーパーガルテクト（次世代ガルバリウム鋼板）を葺いていきます。
施工は上下（オスとメス）で屋根材をひっかける嵌合（かんごう）の後に一枚ずつビス固定するため耐風性もあり、とても軽い屋根ですので地震の横揺れも軽減できます٩(๑^o^๑)۶
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