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施工事例
笠間市の屋根葺き替えはセメント瓦からスーパーガルテクトに変更

工事のきっかけ

築40年の住宅で数年前から雨漏りが発生しており、だましだまし住んでいたが、徐々に酷くなってきたので屋根工事を検討しました。

そして複数の会社さんから見積りを取ってみたのですが、工事内容・寸法・価格に今一つ納得できない部分があり、以前からHPを見て気になっていた街の屋根やさん水戸店さんに相談してみました。

担当者さんはとても話しやすく、説明も納得できたので工事をお願いする事にしました。

※2023年9月18日更新

笠間市屋根葺き替え,屋根材(金属)

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根葺き替え,屋根材(金属)

施工期間: 7日間

使用材料: スーパーガルテクト（Sシェイドブルー）・構造用合板12㎜・改質アスファルトルーフィング・樹脂垂木エコランバー

築年数: 約40年

保証年数: 塗膜15年保証・赤さび20年保証・穴あき25保証・施工10年保証

工事費用: 屋根工事：168.3万円（足場・テラス波板交換含む）

建坪: 屋根：89.6㎡

築40年雨漏りあり　/　セメント瓦⇒スーパーガルテクト　/　葺き替え

笠間市で行っていた葺き替え工事が完了したので御報告いたします。

現場の屋根は、築40年のセメント瓦で、1階・2階ともに雨漏りが発生していました。

『どうせやるなら、もっと早くやれば良かった・・』と仰ったお客様のお言葉が印象的でしたが、屋根工事は予算の兼ね合いもあるためタイミングもあります。

お客様が思い切って決断してくれた貴重なタイミング！しっかりと施工させて頂きました(^o^)／
関連記事リンク▶今の屋根を解体し、新しい屋根に作り直す【屋根葺き替え工事】

現場調査の様子からおさらいします

今回の現場屋根は、築40年が経過しているセメント瓦です。

瓦と言えば焼き物の陶器瓦をイメージしますが、この瓦はセメントを主成分とした瓦形状の屋根材で耐久年数は約30年の屋根材です。

耐久年数を鑑みても、そろそろ限界だとお客様も感じ取っていたようです。

室外雨漏り原因（セメント瓦屋根）

室内雨漏り被害（台所天井材ジプトーン）

数年前から室内への雨漏りを繰り返していたのも、決断の大きなキッカケの一つです。
現場調査時の記事▶笠間市の屋根葺き替え見積もりはホームセンターさんとの競合

屋根は雨風を凌いでくれる物ですが、実は雨漏りを防いでくれているのは屋根材だけではなく、屋根の下に眠る防水シートの不具合も大きく影響しています。

今記事は、工事報告と共に屋根の解体から新しい屋根の施工までを細かく解説していきます。
屋根の不具合でお悩みの方も、ぜひ参考にしてみて下さいね(^^♪

屋根葺き替え工事スタート！

既存のセメント瓦屋根を解体

工事前には足場を設置し、解体時の埃が近隣様に飛ばないように飛散防止シートも併設しました。

そして、工事着手当日！今日は屋根解体の4名のスタッフとクレーンオペレーターの5名体制です。
1階屋根に2名・2階屋根解体担当2名が連携して既存のセメント瓦を解体していきます。

解体した瓦は砕きながらフレコンバックに入れ、地上まではユニック車で降ろしていきます。

電線や障害物などの影響でクレーンが上げられない環境以外は、可能な限りユニックを使用して解体屋根材を降ろします。

荷台への投げ入れは、騒音や埃などの近隣迷惑に繋がるので、配慮するのが当店流！

屋根材の降ろし方一つにも拘りがあるんです(^^♪

二次防水機能である、既存防水シートの状態

瓦を捲り上げると、二次防水機能である防水紙（ルーフィング）が現れます。

屋根は、屋根材（今回の現場はセメント瓦）だけで室内への雨漏りを防止しているのではなく、二次防水機能であるこの防水紙が、最後の砦として防水してくれています。

40年前に一般的に使用されていた防水シートの耐用年数は約15年前後です。
築後40年経過した防水シートは無残に亀裂破損が起こっており、これでは雨漏りは抑えられません。

20年以上経過している屋根で、雨漏りが発生している場合は防水シートの破損が原因かもしれません。当ブログをご覧の方も参考にしてみて下さいね(#^.^#)

野地板増張り施工

今回の屋根葺き替え工事は、屋根床材である野地板から改善していきます。

12㎜の構造用合板を用いて、今の屋根床材の上から増し張り施工を行います。

この作業は、既存の屋根床材の状態によって必要の有無が変わりますが、屋根床材の強度が足りない場合や雨漏りが伴っていた屋根を改修する場合は必要な作業です。

建築物は、その見た目や美観も重要ですが、一番大切なのは下地です(^o^)丿
そして、解体処分費用を軽減するために撤去の必要がない部分はあえて温存して増し張りしました。

野地板の増し張りとは既存の野地板を解体せずに捨て貼り（すてばり）とし、新しい野地板を上から重ね張りする施工法です。

野地板も2重になって強度が増し、接合部分をずらす事で雨水に浸水を妨げる効果もあります。

たま、既存野地板の撤去費用や廃材処分費用も軽減できるため、予算面でもメリットがあります。

防水紙・唐草板金施工

防水紙（ルーフィング）施工

住居への雨水の浸水を防いでくれているのは、屋根材（一次防水）と、この防水紙（二次防水）です。

今回使用しているのは、約20年の耐久性を持つ改質アスファルトルーフィングです。
今回は12㎜の合板を増し張りしているので、タッカー留め（ホチキスの大きな物）で留めていきます。

その際に使用するステープル（ホチキスの針）は、野地板を貫通しないように10㎜針を使用しました。
防水紙関連記事▶雨漏りを防いでくれる大切な防水紙（ルーフィング）の役割

軒先とケラバ側の小口に板金を施工

防水紙の敷設が完了したら、軒先とケラバ側に板金を施工し、小口からの浸水や巻き込み浸水対策を施します。

今回葺き替える屋根材は、耐食性の高い（ガルバリウム鋼板よりも更に錆びにくい）SGL鋼板です。

軒先にもケラバ板金にも同様のSGL鋼板の板金を当店では使用します！全てにぬかりはありません(^^♪

屋根材施工：スーパーガルテクト（シェイドブルー）

使用屋根材の紹介

今回使用する屋根材は、アイジー工業社製のスーパーガルテクトです。

このスーパーガルテクトは、従来のガルバリウム鋼板にマグネシウムをプラスし、金属系屋根材の弱点であるサビ対策（耐食性）を更に強化させた大人気の屋根材です。

また、塗膜15年保証・赤さび20年保証・穴あき25年保証のロングランな安心保証が製造メーカーさんで付与されているので、消費者にとっては嬉しい特典つきです(^^♪

御覧の方で、軽量金属屋根材を検討される場合は、候補の一つに入れてみて下さいね。
スーパーガルテクト関連記事▶旧商品の3倍強の寿命が期待できるスーパーガルテクト

施工風景　/　屋根材施工

屋根材は軒先側から葺き始め、計測しながら切り出し、一枚一枚をビス留めしていきます。

スーパーガルテクトは1㎡（タテ1ｍ×ヨコ1ｍ）約5㎏と、とても軽量な屋根材です。

施工は、上下の屋根材を嵌合※かんごう（はめこみ）させ、更に一枚づつビス固定をしてくので軽量屋根材でも耐風性もあり、屋根が軽量化されるため屋根重量による地震の横揺れも軽減できます(^o^)／

施工風景　/　棟木施工

スーパーガルテクトを屋根の頂点部まで施工したら、次は棟板金施工です。

屋根の中で最も雨漏りリスクが高いのがこの棟板金です。

その為、当店では棟板金の下地に万が一の漏水時にも腐食しない樹脂製垂木エコランバーを使用し、屋根材との接地面に折り返しを設けて立ち上げて漏水対策を行うのが標準施工です。

屋根工事は度々行う物ではないので、万全の漏水対策を施すのが当店のこだわり！
雨漏りリスクが高い部位には、2重3重の防水対策を施しました＼(^o^)／

施工風景　/　棟板金施工

屋根の頂点部に位置する棟に、エスジーエル鋼板製の棟板金を施工！

下地の樹脂垂木に向かってステンレス製オレフィンパッキン付きのビスで固定し、継ぎ目部分に同色のシーリング材で処理すれば完成です(^^♪

1階屋根ビフォーアフター

今までは小雨でも雨漏りしていましたが、施工後に降った雨でも雨漏りは一切しなかったとお客様も大喜びです＼(^o^)／

今回は、屋根の葺き替え工事の記事を報告させて頂きましたが、万全の施工をご夫妻共に認めて下さり、付帯部工事や外壁塗装工事も追加でご依頼頂きました。

まだまだリフォーム進行中の現場です！屋根葺き替え工事の施工報告はここまで！
追加工事の分は、全てが完了したら再度追記させて頂きますね＼(^o^)／
追記リンク▶笠間市の外装リフォームが完成しました！施工内容を一挙公開

まとめ

屋根材は時代のとともに、瓦⇒スレートコロニアル⇒金属屋根材と人気も移り変わっています。

そして、金属屋根材の中でもガルバリウム鋼板⇒エスジーエル鋼板に人気が移り変わっています。
先日も大きな地震がありましたが、屋根は軽量化と耐久性が求められている時代です。

屋根葺き替え工事をご検討する際の一案として、今回のスーパーガルテクトを入れてみて下さいね(^^♪

『どんな屋根工事が良いのか？』『うちの屋根には何の屋根材が良いの？』等
屋根に関するご相談は、街の屋根やさん水戸店までご相談下さい。懇切丁寧にご案内いたします(^o^)／

関連記事▶ご相談・調査・お見積りまで、茨城県内全域無料で対応させて頂きます！