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施工事例
ひたちなか市のシート防水工事は『かぶせ工法』で雨漏りを改善

工事のきっかけ

今までも雨漏りが複数回あり、だましだまし補修を繰り返していましたが再度雨漏りが発生してしまいました。

今回はきちんと直そうと思い、雨漏り調査と防水工事を行う事が出来る業者をインターネットで検索し、ホームページで沢山の実例を掲載していた街の屋根やさん水戸店さんに相談しました。

散水調査でしっかり原因を特定してくれたので、納得して工事もお願いしました。

※2023年9月18日更新

防水工事,雨漏り修理

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 防水工事,雨漏り修理

施工期間: 3日間

使用材料: 塩ビ製シート防水・積層鋼板・改修用ドレン・コーナーパッチ・ブチルテープ

築年数: 約30年

保証年数: 3年

工事費用: 17.49万円

ひたちなか市　/　シート防水　/　かぶせ工法　/　雨漏り修理

茨城県の皆様こんにちは。今回は、ひたちなか市で雨漏りが発生していた屋上シート防水の改善工事が完了しましたのでご報告いたします。

現場は商業店舗様で、今までも補修を繰り返してきたとの事ですが、店内の通路にまで雨水が流れる症状は改善されず、店舗責任者様から当店にご相談頂きました。

雨漏りが伴う不具合で一番大切なのは、雨漏り原因の特定です！
先ずは、当店の行った原因特定からご振り返りたいと思います。

雨漏り原因の特定調査

雨漏り箇所の原因特定は、怪しい箇所に散水試験を行い時間を掛けて調査しました。
その結果、シート防水の排水ドレン部が雨漏りの原因である事が判明しています。

ひたちなか市の現場は長い年月の中で増築を複数回されているのですが、増築されているぶん屋根形状も複雑になり、雨漏りリスクとなる継ぎ目も多い建物です。

雨漏りの原因であった小スペースの防水層は、地上や一階の屋根上からも確認ができない隠れたスペースで発生していました。

その為、無料の初動調査では特定に至らず、二名体制で行う有料の散水調査を実施し半日かかってようやく特定しました。（散水調査費用：4.4万円（税込み））
関連記事▶確実な漏水箇所特定の為の散水調査の御案内

しっかり行う漏水の原因追及は、修理費用を無駄にしません。

初動の無料調査（約1時間）で雨漏り現場の約8割は原因が判明しますが、複雑な形状をしている建物はプロでも原因を探し出すのは困難なんです( ;∀;)
原因が曖昧なままの修理は、安価であっても再発を招く場合があります。

凡そで行う雨漏り防水工事 or 原因が判明した上での雨漏り防水工事
因みに御覧の皆様は、どちらが良いでしょうか？？
関連記事▶ひたちなか市の雨漏り修理は散水調査で漏水部位の特定から着手

防水工事をスタートします

今回の雨漏り原因であった排水ドレンです。

通常、屋根に降り注いだ雨は傾斜に沿って排水していますが、感じない程度の緩やかな傾斜しかない平坦な屋上やベランダは、このドレンが雨水の排水を行っています。

平坦な場所は雨水が滞留しやすく、その中でもドレンは雨水が集められる部位です。
したがって、時としてドレンに不具合が発生すれば漏水被害が発生しやすいんです。

今回、しっかり改善していきたいと思います！

プライマー（接着剤）を塗布

絶縁シートを敷き込み施工

今回は、既存のシート防水の上から行う『かぶせ工法』での防水工事です。

『かぶせ工法』は、既存のシート防水の上から施工していくため、撤去費用や廃材処分費用が掛からず、工事費用のコストダウンにつながる工事法です。

また、この工法は古い防水層に絶縁シートを貼る事で新しいシート防水が独立した物になるので、下地の状態に左右されないと言うメリットもあります。

既存の防水シートに絶縁シートを施工して下地を形成します。

その際、漏水リスクの高いドレン部はシートで囲いながら改修用ドレンを旧ドレンに差し込み、ドレン周りからも漏水が起こらないように対策しました。

後にこの部分に新しいシート防水を施工するので、ドレン周辺部は二重に防水層が作られる事になります＼(^o^)／

今回使用した、改修用の特別寸法のドレン

今回は、通常使用する改修用ドレンよりも長いサイズの物を用意しました。

この改修用ドレンは、既存の排水ドレンを温存する場合に使用する物で、既存の排水溝の径よりも一回り小さい物を差し込んで使用します。

今回のひたちなか市の現場は、排水管内がクランク状に曲がっているのですが、柔軟性のあるジャバラホースがこのクランクも通り、直線的な配管まで落としてくれます。

見た目は豪華ではありませんが、改修用として重宝する改修用ドレンです(^^♪

立上りの漏水リスクの高い箇所は、ブチルテープと積層鋼板でダブル固定します。

この様な細かい施工が、後々の防水寿命にも繋がります。
水を防ぐ仕事をするのが防水職人！今回の職人は防水施工技師一級です(^^♪

土間にシート防水を施工

今回使用するのは、早川ゴムさんのサンタックIBシート防水です。

素材を厳密に書くと『ポリメリック可塑剤塩化ビニル樹脂系防水シート』と、何やら難しい書き方になりますが・・・

簡単に書くと、塩ビ樹脂に柔軟性を持たせたシート防水で、年数が経過しても長さ・厚み・幅が安定しているシートであると言う事です＼(^o^)／

シート防水を敷きこんだドレン部です。

下地にもシート防水を縁取り、その上からシート防水を施工しています！
排水の為の傾斜も計算した上で施工しているので、これでスムーズに排水してくれます。

立上り部施工

シート防水の立上り部など不具合が発生しやすい箇所は、塩ビシートを高温で溶かして熱溶着し、継ぎ目は液体シール材を施して対策します。

水上側の隙間には、コーキング材と基材の接着を強固にする為のプライマーを塗布し、コーキング材を充填して更に漏水対策を施します。

今回のひたちなか市の防水工事範囲は約5.5㎡（畳三帖分程度）ですが、防水工事工程を回想するとかなり細かい作業のオンパレードですね。

しかし、この様な工程全てが、水を防ぐ＝防水工事なんです＼(^o^)／

拭き上げ仕上げ

最後に、作業中に汚れてしまった部分を専用溶剤で拭き上げれば完成です！

雨漏りの原因であったドレン部には、二重三重の漏水対策を施しました。
これで、店舗内に発生していたこの箇所からの雨漏りは止まります！

作業初日に降雪があるハプニングはありましたが、無事納まれば万事OK(^^♪

高所なので、さすがにこの場所まで依頼者様に上がって確認して頂く事は叶いませんでしたが、今回ご紹介している作業画像で御報告し、とても安心して頂けました。

この度は、街の屋根やさん水戸店へのご用命誠にありがとうございました。

【まとめ】

今回の防水工事は、絶縁シートを敷きこんだシート防水工事です。

既存のドレン部は漏水の原因でしたが、古いシートの全てが防水性能を失っているわけないので、『かぶせ工法』行う事で、新旧のシート防水機能も発揮しますね(^^♪

当店は、原因の追究・現場の状況を適切に判断した上で最善策をご提案します。
『防水工事』『雨漏りでの悩み』は、街の屋根やさん水戸店へご相談下さいませ。

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