常陸太田市の屋根工事の口コミ評価3選！街の屋根やさん水戸店
2025.05.14
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。屋根の工事は頻繁にあるものではないからこそ、「どこにどんな風に頼んだらいいのか分からない…」と迷われる方も多いのではないでしょうか？今回は常陸太田市で実際に屋根工事をご依頼いただいたお客様の中から、3件の口コミ評価を…
水戸市で既に解散した住宅メーカー【テール】のパミール屋根の工事相談
調査の前に見せていただいた建築仕様書には、屋根材に「パミールA」、会社名には「テール」と明記されていました。
20数年前にローコスト住宅として人気があったテールさんは、営業の方がかなりがんばっていたのでしょう。日経さんに急成長企業と紹介されたこともありました。
そのころ主要な戸建て住宅に使われたパミール屋根が数多く販売されており、倒産の影響で購入後の点検を受けられず、そう言ったお客様のご相談がここ数年相次いでいる状況です。
屋根の不具合についてのお悩みももちろんですが、皆様一様に「どこでメンテナンスをしたらいいのか分からない」とお困りのご様子でした(>_<｡)
テールさんの住宅は独特な作りで、玄関上部の二階のアーチ状の出窓が印象的です。
水戸市以外の他の市町村でも似通った建物が多く、窓や勝手口の位置、ベランダの手摺りの素材などに多少の違いはあっても、ほぼ画一化されたデザインで、一目でテール竣工だと分かります。
早速長梯子で二階まで登り、まず軒先から確認します。
パミールにはS・M・Aの3つのタイプがあり、建築仕様書に記載されたパミールAは、木肌調のテクスチャーで色味も豊富で、比較的スタンダードな種類になります。
屋根の傾斜を測ったところ、6寸勾配（約31°）でした。
いわゆる急勾配と呼ばれる傾斜のきつい屋根で、水捌けがよいという理由で6寸～7寸（約35°）の屋根が流行った時期にちょうど建てられたようです。
急勾配は水捌けのよさ以外に、屋根裏のスペースが広く取れるメリットがありますが、一方では屋根面積が大きいために風が当たる部分が多くなり、また施工面でコストがかかる点がデメリットでしょう。
当店では、調査時に6寸勾配以上の屋根には登らないと定めています。安全が優先ですし、登らなくても屋根材の状態は手に取るように分かるので、今回は高所カメラで状況を見ていきますp[Φ]qᴗ•,,´)
「パミールは塗装がNG！」…そのようにお聞き及びの方も多いのではないでしょうか？
ニチハ社製のパミールは、1996年～2008年まで販売されたスレート屋根材です。
ノンアスベスト屋根材の先駆けとして製造されましたが、長期使用に耐えられる検証が不十分だったことが、後々のトラブルに発展してしまいます。
雨水が溜まりやすい下端の小口部分が変色する
ミルフィーユ状に何層にもわたって剥離が拡がる
剥離で弱くなった部分がボロボロと崩れ始める
水戸市のお客様宅のパミールも、特徴的な劣化症状が顕著に見られ、特に傷みやすい雨水が集まる軒先は層間剥離が進み、崩れている箇所もありました。
谷樋に近い場所の一角で、アンテナ線が剥離を起こした屋根材の下に入り込み、角が浮き上がっています。このままではいずれ剥がれて落ちてしまうでしょう( ;ㅿ; )
スレート屋根は塗装のメンテンスで寿命を延ばすことができますが、パミールに関しては前述したように屋根塗装は不可能です。
ボロボロになった屋根に塗装を施しても、剥がれや崩れを起こした部分が直るわけでもなく、屋根全体に及ぶ層間剥離を抑えることはできません。
築20年少々の水戸市のお宅は、実は10年ほど前に勧められるまま屋根塗装を行ったそうです。パミールに対して知識のない業者さんが請け負ったのかもしれませんが、同じ屋根業者としてとても残念です…(｡•́ - •̀｡)
選択肢は、屋根カバーもしくは屋根葺き替えのどちらかになります。
【屋根カバー工法】現在の屋根をそのまま残し、その上に新しい屋根を載せてカバーする工事です。
【屋根葺き替え工事】これまでの屋根を解体・撤去し、新しい屋根材に葺き替える工事です。
今回は屋根カバー工法をご提案をさせていただきました。
足場を設置する工事になりますので、有効活用すべく外壁塗装と雨樋交換も同時に施工する予定です。
工事の模様は改めてお届けいたしますので、よろしければまたお立ち寄りくださいね( ´͈ ᵕ `͈ )
近年は住宅販売メーカーも含め、建築会社や工務店の倒産が相次いでいます。
県内で相当数の住宅を販売していたテールさんも同様で、解散によりメンテナンスを受けられず、屋根に不具合があっても「どこへ相談したらいいの？」と、とてもご不安だと思います。そのため、生活に大きくかかわる大切な家のリフォームを先延ばしにされる方も多いのではないでしょうか。
県内で相当数の住宅を販売していたテールさんも同様で、解散によりメンテナンスを受けられず、屋根に不具合があっても「どこへ相談したらいいの？」と、とてもご不安だと思います。そのため、生活に大きくかかわる大切な家のリフォームを先延ばしにされる方も多いのではないでしょうか。
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