水戸市 金属屋根工事前に樹脂下地と捨て板を設置！雨漏り対策を強化
2025.12.05
水戸市のみなさん、こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。本日は、金属屋根工事前に樹脂下地と捨て板を設置した様子をご紹介します。スレート屋根のカバー工法は、ただ単に新しい屋根材を被せるのではなく、事前の雨漏り対策が大切です。実際にどのように対策しているのかじっくりお見せします。屋根…
古河市で屋根診断！不規則に割れるコロニアルネオは塗装できません
古河市のお客様宅は築20年で、ほぼ同時期に取り付けた太陽光パネルは撤去したいお考えです。
東と西の屋根にそれぞれ載せられたパネルは全部で20枚。ちなみに太陽光発電は導入されて以降、一度も業者さんのアフターサービスがなかったそうです(•́∀•̀ฅ)
「スレート屋根なので塗装がいいのか、それとも他の方法がいいのか見てほしい」とのご要望ですが、築20年のスレート屋根…少々嫌な予感がします。
屋根材の種類を早く見極めたいところですが、まず太陽光パネルの位置を把握するため、高所カメラを用いて屋根を確認しました。
屋根材は…やはり懸念した通り、クボタ（現ケイミュー）のコロニアルネオでした。
特徴的な劣化症状の不規則なひび割れと、端部の欠けがあちこちに見られます。
コロニアルネオの製造が始まったのは2001年の4月で、2004年に定められるアスベストの規制を見越して販売されたノンアスベスト屋根材です。
しかしアスベストからの移行期（1990年後半～2004年）に開発されたノンアスベスト屋根材は、劣化の進行が早いという問題を抱え、コロニアルネオ以外でも、パミール・かわらU等々、数々のトラブルを引き起こすことになります。
コロニアルネオの代表的な劣化症状は、増発する不規則なひび割れ・端部の剥がれや欠損・色褪せや変色などが挙げられます。
製造後8年～10年ほどで上記の劣化症状が相次いで報告されたため、現在は廃番になっていますが、築15年～20年の住宅はコロニアルネオの可能性が考えられますで、十分ご注意ください。
コロニアルネオを使用していても、製品の質やお住いの環境により、それほど顕著なひび割れや欠けが発生していない場合もありますが、屋根材自体の強度が不足しているので、塗装を避けたメンテナンスをお勧めしています<(*_ _)>
関連記事➤コロニアルNEO（ノンアスベスト屋根材）の最適なメンテナンス方法をご紹介
さらに調査を進めると、太陽光パネルの下の部分にカビ、軒先には苔が発生していました。
家を建てられて20年が経過し、建築当初の塗装膜は全体的に薄く剥がれた箇所もあり、防水力がかなり弱っています。
基材がセメント成分のコロニアルネオは、塗膜が剥がれてくると内部に水分が溜まりやすくなり、常に湿気を含んでいるせいでカビやコケの温床となりやすいのです。
大きく割れて欠損した部分もありました。
仮に塗装を実施したとしても、この状態の屋根材に汚れを落とす高圧洗浄を行った場合、さらなる破損は免れないでしょう。
洗浄のみならず、軽く踏んだだけでも割れてしまう状況では、塗り直して一見綺麗になっても、耐久性はどんどん失われてしまうのです( ;ㅿ; )
塗装が難しいとなると、コロニアルネオのメンテナンスは、屋根カバーもしくは屋根葺き替えの二択になります。
【屋根カバー】現在の屋根を残し、その上に軽量の屋根材を重ねて葺く工事です。
屋根が二重になることで遮音性・断熱性も上がり、既存屋根の撤去処分費がかからない分、リーズナブルな工事です。
関連記事➤屋根カバー工法を行う5つのメリットをご紹介！かかる費用と日数は？
【屋根葺き替え】これまでの屋根を解体・撤去して、新しい屋根に替える工事です。
普段手入れができない部分の補修も可能で、あまりに破損がひどい、雨漏りを起こしている、というケースに適しています。
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お客様宅は雨漏りもなく、屋根材以外の状態は良好なので、今回は屋根カバーで見積りをお出しする予定です。
撤去を希望されている太陽光パネルに関しては、屋根に穴をあける方法でパネルを固定する架台が設置されていました。アンカーを野地板まで打ち込む仕様で、取り外しの際には屋根に余計な負担をかけないような配慮が必要になります。
その点も併せて、お客様には現状をご説明させていただきました(⁎ᵕᴗᵕ⁎)
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