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施工事例
日立市のコロニアルネオへの屋根カバーは垂木固定で耐風対策も万全

工事のきっかけ

ベランダの外壁変形の改善と共に、屋根工事と外壁工事もご検討されているお客様でした。

大手ハウスメーカーさん（M社）でお見積りを取られていましたが、施工の解説が今一つ分かりずらく、不明点をネットで検索していると当店の施工事例を発見され、ご相談頂いた経緯です。

調査の結果、屋根材は塗装に不向きなコロニアルネオだと判明したため、お客様の要望で、屋根の葺き替えとカバー工法の2種類の見積書を提出しました。

ただ、塗装には不向きとは言え築年数は浅く、葺き替えを行う状態まで不具合があるわけではないので、処分費用も軽減できる屋根カバーで十分な旨をお見積り提出時にお伝えしました。

お客様の質問にも、真摯に向き合ってわかりやすく細かく解説。
ハウスメーカさんとの見積り比較は大きく変わらなかったようですが、当店にお任せいただきました。

【現場調査時のブログ】日立市で屋根と外壁のリフォーム見積り依頼！症状別に工事法も解説

※2023年9月15日更新

日立市屋根カバー工事,屋根材(金属)

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根カバー工事,屋根材(金属)

施工期間: 12日間

使用材料: スーパーガルテクト（Sシェイドチャコール）・タディスセルフ・棟換気・樹脂垂木・樹脂貫板・捨て水切り・谷板金

築年数: 築15年

保証年数: 塗膜保証：15年・赤さび保証：20年・穴あき保証：25年・施工保証：10年

工事費用: 218.9万円（足場費用・税含む）

建坪: 上屋根：54.2㎡　下屋根：78.8㎡

日立市　/　屋根カバー　/　コロニアルネオ⇒スーパーガルテクト

茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。

今日は、日立市で施工が完了した、屋根塗装不可なコロニアルネオへの屋根カバー工法の現場記事です。

コロニアルネオは、なぜ塗装に不向きなのか？屋根カバー工事を実施する際の当店のこだわり施工などを盛り込みながらお伝えしていきたいと思います。

上級グレードの屋根材も、高品質に施工されて初めて耐久性が保たれます。
タイトルにある『垂木固定で耐風対策も万全』についても詳しくお伝えしていきますね(^^♪

新しい屋根材を張る前の二次的防水施工については、先日まとめましたので、今回は続きです。
前回ご紹介したブログ▶日立市で屋根カバー工事着手！粘着式防水紙を敷設して樹脂垂木を設置

それでは、先ずは屋根塗装NGなコロニアルネオについて少し解説していきます。

コロニアルネオとは

今回の日立市の屋根を調査した時の画像です。

屋根塗装にふさわしくないコロニアルネオは、ノンアスベスト（石綿を含有しない）の化粧スレート材として発売されましたが、施工後7～8年程度からひび割れや破損が発生してしまう脆い屋根材です。

今は既に廃盤になっていますが、販売されていたのは2001年から2008年なので、昨今は正にメンテナンス時期に差し掛かっています。

化粧スレート屋根材の初メンテナンス（竣工後10年～15年）は、屋根塗装が一般的ですが・・

コロニアルネオ屋根材に、塗装前の高圧洗浄をかけてしまうと・・・

バラバラに破損してしまい、補修で済むレベルではなくなってしまいます。

当店には『塗装しようと思って塗装業者に依頼したが、洗浄で屋根がボロボロになってしまった』と言うご相談が、年に数件寄せられます。

健全に塗る事ができてこそ屋根塗装です。御覧の皆様も気を付けて下さい。

一般の方がご自身で判断する場合、竣工時にもらっている仕様書を見ると良いかもしれません。

ただ、メーカーさんによっては、提案書を加味した複数の屋根材候補が記載されている仕様書も存在するので、迷われた方は、街の屋根やさん水戸店までご相談ください！茨城県内であれば、全域無料で対応します(^^♪

施工風景を解説していきます。

それでは、日立市の現場から屋根カバー工法の施工状況をお伝えしていきます(^O^)／

新しく施工する使用屋根材（スーパーガルテクト）

新しい屋根材として使用するのは、アイジー工業さんのスーパーガルテクトです。

ガルバリウム鋼板に更なる耐食性（錆びにくい）を持たせた次世代ガルバリウム鋼板で、私達屋根業者は、エスジーエル鋼板と呼称する素材の屋根材です。

当店では、近年最も多く出荷している屋根材で、今回使用した色は、6色ある中でも最も人気の高いSシェイドチャコールを使用します(^^♪

関連記事▶スーパーガルテクト全6色！当店で施工した現場を一気にご紹介！

当ブログでは屋根カバー工事を中心に御報告していきますが、当該現場は外壁塗装も同時に行っており、屋根と外壁のコントラストも加味したカラー選択なんです（※外壁塗装は別ブログで報告しますね※）

屋根色を選択される場合は、外壁色とのバランスも大切です。

外壁と屋根を同時にメンテナンスする事で、家屋全体のイメージチェンジにもつながります。
せっかく費用を掛けるなら、皆様もカラーリングを同時に楽しんでみてはいかがですか(^^♪

当店こだわりの施工

屋根の折り返し部である降り棟の下地垂木には、捨て水切りを設置して漏水対策！

同時に、屋根材を骨格である垂木に固定する為、垂木ピッチに合わせて墨出しをしておきます。

屋根材が素晴らしくとも、伴った施工がなされていなければ、その性能も半減すると当店は考えます。

【施工パターン】	【施工方法】
その①全垂木固定（耐風対策万全）	常に、垂木留め固定を行っている施工店
その②現場による垂木固定	強風立地にのみ、垂木留め固定を行っている施工店
その➂基本的に野地板固定	墨出しせず、野地板固定を行っている施工店

屋根が葺きあがってしまえば、垂木固定か？野地板固定か？は、お客様には判断がつきません(>_<)

仕様建材が同じでも、施工性の違いが見積もり単価の違いに現れるのだと思います（㎡　/　数百円の違い）

棟際への漏水対策

屋根で最も雨漏りリスクが高いのは、屋根の折り返しでもある棟部です。

この部分をどの様に作るかは各施工店によって異なりますが、当店はかなりこだわりを持って施工しています。

【棟際漏水対策　施工工程】	【実施施工】
棟際漏水対策　その①	漏水腐食したい樹脂製垂木を施工
棟際漏水対策　その②	屋根材を葺く前に、捨て水切り板金を設置
棟際漏水対策　その➂	屋根材を水切り板金の上から葺き、端部を立ち上げる
棟際漏水対策　その④	樹脂製貫板を施工し、奥行きを作りながら棟下地も強化

今回は、細かく解説しているので、当店の施工がどう行われた？が分かると思いますが・・・

一般的に、お客様は屋根工事が完了した姿を見て確認する事が多いのではないでしょうか！？

これから20年も30年も使用していくのが屋根！御覧の皆様はどう思われますか？？？

建材選定・費用感・施工性も含めて屋根工事店の選定をしてみて下さいね(^^♪

棟換気施工

二階の屋根の頂点に位置する大棟には、今回は新たに棟換気を設置します。

棟換気は、屋根裏にこもった暖かい空気を排出する事で、小屋裏内の温度を下げる効果や、冬場に発生する結露対策などにも一役買ってくれる優れものです。

関連記事▶夏は涼しく、冬は結露を軽減してくれる！快適生活をサポートする棟換気！

今回は、奥様より換気についてご相談頂き、新たに取付けるご提案をさせていただきました。

棟換気は、屋根の登頂部に穴を開けて小屋裏までの通気口を設けます。

その為、施工不良は、即雨漏りにつながります！検討される方は設置法を熟知して施工店に依頼するようにして下さいね。

屋根カバー工事完了

二階屋根への屋根カバーが完了（寄棟屋根）

これで、二階の寄棟屋根部のカバー工事が完了です。

固定法も垂木施工で耐風対策も万全で、漏水対策も各所施し、換気対策もで強化してあります！

高性能な屋根材も、しっかり施工されてこそ高品質な屋根になります。
御覧の皆様も、ぜひ今記事を一つの参考にしてみて下さいね(^^♪

一階屋根へのカバー工事が完了

下屋根は、屋根カバーと併用した外壁塗装も行っているいるので、外壁も綺麗になっています(^^♪

屋根工事と併用した外壁は、外壁塗装の際に部分張り替えを実施した箇所もあるので、再度外壁に特化した内容で御報告したいと思いますので、楽しみにお待下さいね。

まとめ

今回の現場は、二階の屋根は四方に流れる寄棟屋根で、一階部も全方向に屋根がある形状の住宅でした。

三角屋根のみの屋根工事と、今回のように一階と二階に屋根がある住宅とでは施工部位や屋根工事の㎡単価は異なり、難易度も格段に上がりますが、難しい屋根形状でも万全に対応するのが街の屋根やさん水戸店です！

『どの様に施工するのか？』『地震や耐風対策のできる屋根は何？』などなど
せっかく費用を掛けて行う屋根工事です！納得できる施工店を皆様も選択して下さいね(^^♪

茨城県内で屋根工事と言えば、街の屋根やさん水戸店！
屋根材の特徴や症状を元に、一人一人のお客様に懇切丁寧に御案内します。