【屋根の名称】知っておくと役に立つ！外側から見える各部位の役割とは？
2025.08.01
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。お住まいの屋根には、たくさんの名称や役割があるのをご存じでしょうか？以前「屋根の内部構造」についてご紹介しましたが、今回は外から見える部分に注目してみたいと思います。普段はなかなか意識することがありませんが、外側の各部位にもきちん…
常陸太田市 工場の折板屋根を調査！ボルトは細くなり全体的な錆び浸食
今回調査を行うことになったのは、常陸太田市内にある工場の屋根。
一般的に、工場をはじめとした大きな建物の屋根は高い位置にあり、しかもフラットな構造が多く、地上からでは状態がまったく見えません。
こういった屋根は、不具合が起きるまで異変に気づきにくいため、雨漏りなどで初めてご相談いただくことが多いんです(>_<｡)
こちらの工場の屋根は折板屋根（せっぱんやね）です。
折板屋根は、工場の他にも倉庫や体育館などによく見られ、丈夫で長持ち、しかも広い屋根に対応できるのが大きな特徴です。金属の板を波型や山型に折り曲げた形状で、強度を出しているんですよ。
鉄骨だけで屋根を支えることができるため、柱が少なくてすむ＝広い空間を確保できるという利点もあります。これが、大規模な建物に向いている理由なんですね((*^^)v
点検しにくい構造が落とし穴に…
折板屋根は高所にあり、ほとんど勾配がないため、地上からは劣化状況が見えにくいという点も見逃せません。知らず知らずのうちにサビが進行していた…というケースも少なくないんです。
状態に応じたメンテナンスを
軽度のサビなら、ケレン＋塗装で対応できることもありますが、広範囲に及んでいたり、ボルトが痩せていたりする場合は、屋根カバー工法や葺き替えの検討が必要です。
工場の屋根に上がってみると、まず目に飛び込んできたのは、広範囲にわたるサビの浸食…！
折板屋根は鉄をベースとした金属板なので、空気中の水分や雨水に触れることで酸化＝サビが発生します。
防錆性能に優れているガルバリウムでも、経年劣化や傷、接合部などから徐々にサビが広がるので注意が必要なんです。
実は、屋根のサビは最初にボルト部分から始まることが多いんです。
その原因のひとつが「雨水のたまりやすさ」。
屋根に固定されたボルトの頭には水が溜まりやすく、そこから徐々にサビが広がっていきます。
ボルトキャップがついていれば、直接雨水が当たらずに済んだかもしれませんが、今回はそれもなく、長年の蓄積で劣化が進んでしまったようです( ;ㅿ; )
軽微なサビであれば、表面を削って（これを「ケレン」といいます）塗装することで対処できますが、ここまでサビついていると、作業中に穴があいてしまう恐れも…！
さらに腐食でボルトが痩せて細くなっている状態なので、これでは塗り直しをしても改善できません。
1. 既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる『カバー工法』
2. 既存の屋根をすべて撤去して新しくする『葺き替え』
カバー工法の場合は、工場の稼働を止めることなく施工が可能です。万全を期すなら葺き替えの方がいいのですが、古い屋根を撤去解体するなどで、工場の稼働に影響が出る心配も…。
こちらの2パターンで見積りをお出しすることになりましたが、カバー工法を選ばれた際には、新しい屋根材をしっかり固定するため、既存の屋根にビスがちゃんと効くかどうかの事前確認が不可欠です。
重要なポイントを事前にしっかりと確認した上で、施工に入るのが当店のモットーなんです((*^^)v
常陸太田市の工場で行った折板屋根の調査では、ボルト周辺を中心にサビの浸食がかなり進行しており、塗装では難しい状態でした。
折板屋根は強くて優れた構造ですが、不具合の早期発見・早期対処が長持ちの秘訣です。「ちょっとサビが気になる」「雨漏りするようになったかも」と思ったら、ぜひ私たち専門業者にご相談くださいね。
街の屋根やさん水戸店は現地調査・点検～お見積りまでは無料で承っております！
屋根の状況や今後の対策について、分かりやすく丁寧にご説明いたします(ᴗ̤ .̮ ᴗ̤ )₎₎
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