神栖市 大波スレート屋根の改修着手！安全ネットを設置して慎重に施工
2025.11.04
神栖市のみなさん、こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。本日は、大波スレート屋根の改修工事の前半部分をご紹介します。今回施工するのは、折板屋根によるカバー工法ですが、工場の屋根ということもあり、特に安全対策が重要になります。普段なかなか見ることのない工場屋根の工事の様子をじっくり…
日立市でアパートの折板屋根を診断！重度のサビがあり屋根カバーが善策
日立市の現場のアパートにお伺いしました。
築30年程経過しているそうですが、外壁は数年前にメンテナンス済みでとても綺麗で洒落た外観です。
では、普段目に触れる機会が少ない屋根の状況はどうでしょうか？
梯子を架けて屋根に登ると、視界に飛び込んで来たのはあたり一面茶色の縞模様・・・Σ(ﾟﾛﾟ;)
一目見てメンテナンス必須な状況と判断できました。
日頃さまざまな現場に赴く私たちですが、これはかなり衝撃的な光景(@_@。
こちらのアパートの屋根は折板屋根（せっぱんやね）という、金属板を台形状に折り曲げ加工した屋根材です。
その丈夫さから自転車置き場や車庫などの身近な屋根でも用いられており、皆様も目にする機会が多いかと思います。
折板屋根は縦方向に継ぎ目がなく、屋根1枚あたりの長さがとても長いため長尺屋根（ちょうじゃくやね）とも呼ばれます。
他の屋根材より長く施工することができるので、工場や倉庫などの大型建築物で用いられることが多いです。
東京ビッグサイトや西武ドーム等にも折板屋根が使用されています。
この茶色の縞模様の正体は「サビ」。
軽量で耐久性が高い折板屋根ですが、金属製の屋根材なのでサビは避けては通れません。サビが進行すると屋根に穴があくため、本来はサビを発生させないための定期的なメンテナンスが基本で必須です。
おそらく発生当初はここまでサビは広がっていなかったはずです。
いったん発生したサビは雨等によりサビ汁が流れ、範囲がさらに拡大していきます。
元の屋根色の判別がつかない程サビが進行してしまっているのは、長期間放置した結果でしょう(´;︵;`)
固定ボルト部分もサビて痩せてしまっています。
ボルトの錆防止にボルトキャップを被せる場合もありますが、もともと施工していなかったのか、経年劣化で破損・飛散してしまったのか見当たりません。
これ以上サビ進行してしまうと最悪の場合ボルトが折れ、屋根材が捲りあがって剥がれる等の深刻な事態になりかねません(＞＜)
一般住宅の屋根は、躯体に野地板→防水紙→屋根材の順に葺いていき幾重にも防水を施します。
この折板屋根は、躯体にタイトフレーム下地を付け、タイトフレームに乗せた屋根をボルトで固定してくタイプ。不具合がおきると即雨漏りにつながりますヽ(≧o≦)ノ
金属製屋根材のメンテナンスは、通常ですと錆止めを含めた屋根塗装で延命させます。
しかしここまで錆が進行しボルト痩せの症状まで出ていては、塗装でのメンテナンスは非常に難しいところ。。。ではどんなメンテナンスがベストなのでしょうか？
メンテナンス費用は「屋根塗装」＜「屋根カバー工法」＜「屋根葺き替え」の順に大きくなります。
日立市の築30年の折半屋根は、もう少し早い段階でご相談頂いていれば屋根塗装で済んだ現場ではありますが・・・(*´；ェ；`*)
残るメンテナンス法は、①屋根カバー工法か②葺き替え工事のどちらかになります。
屋根材の剥がれやボルトのサビ落ちまで進行してしまうと大規模な修繕工事である葺き替えを行わなくてはなりませんが、今の段階であれば屋根カバー工法での対応が可能です。
今ある屋根をそのままに新しい屋根を被せる屋根カバー工法は、葺き替え工事に比べて撤去費用や処分費用を軽減できます！
オーナー様に撮影した写真をお見せしたところ、たいへん驚いていらっしゃいました（´・ω・｀）
屋根カバー工法の提案でご了承いただきましたので、お見積もりを作成いたします！
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