日立市 雨漏り浸食の見えない恐怖！外壁を壊したからわかった柱の腐食
2025.10.21
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。今回は、日立市で行った雨漏り調査の事例をご紹介します。壁に現れた染みはただの汚れに見えても、実はその奥で大きな被害が進行していることも…。目に見えない浸食は、気づいた時には建物の内部が腐っていた、ということもあるんで…
那珂市でパラペット内のセメント瓦屋根で雨漏り！葺き替えが必要な状態
現地に到着し、まず室内の雨漏り状況から調査開始です。
こちらは、洋間の天井ですが、天井材に雨漏りのシミがくっきり残っていて、かつたわんでいました><
押し入れの上にある天袋も、見させていただきました。
こちらも雨漏りしており、天井材や壁が雨漏りで変色するとともにカビも発生しています（ ; ; ）
和室天井は、さらに長い期間放置されていたのか、天井材が雨水により劣化してバサバサに・・・
さらには、天井裏を除くと薄っすら外の光が漏れていました。
依頼主様のお話では、こちらのお住まいは築50年を経過しているとのことです。
築50年だからここまで傷みが激しいのでしょうか？
いいえ、そんなことはありません。ズバリ！雨漏りを放置していたからです。
雨水により、天井材や梁や柱といった建材が腐るので、雨漏り修理は早ければ早いほど良いにこしたことはありません。
修理が遅れるほど、屋根の修理だけで済まされなくなり、天井材などの張り替えといった工事が増えてきます(>_<)
雨漏りしている上部は、パラペット屋根で、内側にセメント瓦が葺かれています。
ここで、パラペットについて解説しますね^^
パラペットとセメント瓦屋根との間にある谷樋には、以前に雨漏りの応急処置をされたものか、ブルーシートが敷かれていました。
ブルーシートは、あくまでも応急処置であり、屋根の修繕ではありません！
パラペットの頭頂部にあるはずの笠木は板金がなくなっていて、下地が露わになっています。
このままでは、下地の木材が雨で腐るだけでなく、すき間から雨水が入ってくるので放置できません。
屋根と2階の外壁との境目部分（取り合い）にある葺き止め瓦も抜けていました。
取り合いは雨漏りの弱点箇所であり、屋根瓦がズレていてはなおさらです( *｀ω´)
また、雨漏りを止めるためにか、屋根の一部にシート状のものが被されています。
「谷樋のブルーシート」「笠木板金の脱落」「取り合いの瓦のズレ」「雨漏りの応急処置的なシート」と、さすがにここまで傷んでいると、屋根のプロでも修理程度で改善するのは難しいんです。
予算との兼ね合いは重々承知しているものの・・・屋根材を取り替えながら屋根下地も修繕する葺き替えしか選択肢はない状態でしたm(_ _)m
ここで、セメント瓦のメンテナンスについて簡単に補足しておきますね。
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