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施工事例
水戸市　雨漏りした庇屋根を葺き替え！こだわり施工のガルバ立平葺き

工事のきっかけ

水戸市の貸しテナントの雨漏りについて、オーナー様よりご相談いただいたことがきっかけです。

入り口の天井部分に雨水が漏れているとのことで、これから新しい入居者様を迎えるにあたり、早めに直しておきたいとのご依頼でした。

調査の結果、勾配の緩い庇屋根の防水部分に問題が見つかり、下地を改善した上で屋根を葺き替える方法で、根本から雨漏りを解消しました。

水戸市屋根葺き替え,屋根材(金属),破風板・軒天補修

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根葺き替え,屋根材(金属),破風板・軒天補修

施工期間: 8日間

使用材料: ガルバリウム鋼板（立平葺き屋根材・軒先唐草・雨押え板金・水切り板金・笠木）・改質アスファルトルーフィング・ケイカル板・竪樋（ドレン含む）

築年数: 45年以上

保証年数: 8年

工事費用: 635,800円

水戸市　/　庇屋根雨漏り　/　ガルバリウム立平葺き替え

茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。

今回は以前ご紹介した「貸しテナントの雨漏り調査と修理」の続編として、実際に行った庇屋根葺き替え工事の様子をお届けします。

調査で分かった劣化箇所をしっかり補修し、再び雨漏りが起こらないよう細部までこだわった施工を行いました。庇（ひさし）屋根の葺き替えを検討中の方は、ぜひご参考になさってくださいね(⁎ᵕᴗᵕ⁎)

雨漏りの原因となった取り合いと庇屋根の状況

雨水の侵入箇所は、庇屋根と外壁が接する取り合い部分でした。

二次防水用として施工される防水紙の傷みが進行し、破れて穴があいたところから雨水が入り込み、室内まで到達していたのです。

オーナー様は「入居される方に迷惑をかけてしまうので、被害が広がる前に早く直したい」と強くご希望され、今回の葺き替え工事となりました。

まず既存屋根を撤去し、下地の野地板（のじいた）を増張りして強度を高めます。
庇は勾配がゆるく、雨水が滞留しやすいため、下地の安定性が重要です。増張りすることでビスの保持力も向上し、仕上げ材がしっかり固定される安心構造になります。

防水紙には、平坦な屋根にも強固な接着力を発揮する、粘着式の改質アスファルトルーフィングを採用しました。重ね幅を標準より広く取り、雨水が入り込む隙間を徹底的に封じ込めました。これにより、屋根全体の防水性能が格段にアップしています((*^^)v

無料調査の様子と野地板・防水紙の施工までの詳しい記事はこちらをどうぞ！
➤水戸市　貸しテナントの雨漏り！屋根と外壁の防水紙が劣化していました

継ぎ目の少ないガルバリウム鋼板の立平葺き

十分な防水性を確保した庇屋には、以前のトタン屋根に代わり、ガルバリウム鋼板製の屋根材を設置します。

ガルバリウム鋼板ってどんな素材？

ガルバリウム鋼板は、鉄をベースにアルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキ加工した金属板です。アルミの耐食性と亜鉛の防錆性を併せ持つため、サビに強く長持ちするのが特徴です。

ガルバリウム鋼板は、一般的なトタンよりもサビにくく耐久性も高いので、家屋に幅広く使用されています。

庇屋根は傾斜がほとんどないため、外壁から軒先に向かって縦に取り付ける、立平葺きで仕上げました。

立平葺き（たてひらぶき）ってどんな屋根？

長尺のガルバリウム鋼板などを縦方向に並べて施工する方法です。屋根の継ぎ目が少なく、雨水がスムーズに流れるのが大きな特徴。雨仕舞い（あまじまい＝雨水の侵入を防ぐ工夫や施工方法）がよいため、勾配がゆるい屋根でも安心して使えます。

立平葺きのメリット

❐継ぎ目が少なく縦方向に水が流れるため、台風や豪雨時でも排水性が高く、雨漏りのリスクを大幅に低減。
❐縦方向にスッと滑る形状で、積雪や落ち葉が自然に落ちやすく、掃除の手間も少なく済みます。
❐ガルバリウム鋼板を使用することでメンテナンスの回数が少なくなり、ランニングコストを抑えられます。

外壁との取り合いと笠木の防水対策

こだわりポイント①外壁との取り合い

今回の現場では、雨漏りの原因となった外壁との取り合い部にも工夫を施しました。

異なる部材同士が接する取り合いは、建物の中でも雨漏りのリスクが高い場所です。
取り合いの処理がしっかり行われていないと、わずかな隙間でも雨水が内部に浸入してしまうからです(>_<｡)

既製品での板金では対応が難しい形状だったため、窯業系の外壁は使用せず、現場で計測した寸法に合わせてガルバリウム平板を一枚ずつ加工しました。

角度や折り返しの深さを何度も確認し、雨水が溜まらず流れやすい形を職人が手仕事で成形。

さらに重ね目の下には、防水紙や透湿シートを敷き込み、ビス留め後もコーキングで仕上げて、二重三重の防水処理を施しました。

こうすることで、外壁との境目からの再発を徹底的に防ぎます (๑•̀ - •́)و✧

こだわりポイント①笠木

屋根の端部に取り付ける笠木（かさぎ）も、耐久性を大きく左右する重要な部材です。

こちらも取り合い同様に、現場で測定したサイズ通りにガルバリウム鋼板を切り出し、オリジナルで作成した笠木になります。

下地に防水紙をしっかり敷いた後に笠木を取り付け、つなぎ目にはコーキングを二重に塗布。

その上でビス留めすることで、強風や温度変化による膨張・収縮があっても水が侵入しにくい構造になります。

庇屋根の葺き替えが完了しました！

見た目はシンプルながら、「どこからも雨水を入れない」という思いがこもった、長期間安心して過ごせる仕上がりです。

古い住宅になると、現在の既製品では対応できないケースが多々ありますが、当店は職人が一から作り上げるので、レアな形状の部材でも大丈夫なんですよ～。

雨漏りが原因で破損した軒天も補修

雨漏りが原因で破損していた軒天も、この機会に新しいケイカル板に張り替えました。

漏水していた排水ドレン部は、軒天材を交換する際に取り直しています。

白く清潔感のある軒天がよみがえり、外観の印象も大きく向上しましたね(*ˊᗜˋ*)

全ての工程を終えた庇屋根は、シャープなラインが美しいガルバリウム立平葺きに生まれ変わりました。

下地から防水処理まで徹底した施工により、これから長く雨漏りの心配なく過ごしていただけます。

オーナー様も「しっかり丁寧に直してもらえて本当に助かりました」と喜んでくださいました。

工事完了後にいただいたお客様のアンケートはこちらをどうぞ！
➤水戸市　貸しテナントの庇屋根葺き替え完了後にいただいたお客様の声

まとめ

庇屋根は外壁や屋根本体ほど目立たないかもしれませんが、風雨を直接受けるため劣化が進みやすい部位です。

今回のように防水紙の劣化や、外壁との取り合いが原因で雨漏りが起こるケースも少なくありません。しかし早めに点検を行えば、被害を最小限に抑えられます。

街の屋根やさん水戸店では、現場の状況に合わせたオーダーメイド施工も承っております。
「雨漏りが心配」「庇が古くなってきた」など、どんな小さな不安でもお気軽にご相談くださいね。
経験豊富なスタッフが無料調査に伺い、最適な修理方法をご案内いたします(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)

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