こんな時は屋根のSOS！外から見て分かる症状を知り早めに対策しよう
2024.10.10
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。本日は【こんな時は屋根のSOS！】と題して、外から見た時に「これはちょっとおかしいかも？」という症状についてお届けしたいと思います。なかなかご自身では確認が難しい屋根ですが、普段よりも気を付けて見ていただくだけで、不具合の早期発見…
結城市で波板屋根の湿気対策として貫板で通気層を作って二重構造に！
増築したサンルームの波板交換について、お問い合わせフォームよりご相談いただいたことがきっかけです。
劣化による割れなどの傷みの他に、気温が下がる時期になると、波板の室内側に発生する結露にも大変お困りのご様子でした。
調査後にいろいろ協議をした結果、今回は湿気対策として波板屋根を二重構造にして通気層を作り、結露の改善を図る方法で工事を行うことになりました。
屋根補修工事,その他の工事
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 屋根補修工事,その他の工事
- 施工期間
- 3日間
- 使用材料
- 遮熱ポリカーボネート波板（クリアスモークマット）・ケミカル面戸・貫板・ガルバリウム鋼板・ステンレス製傘ビス
- 築年数
- 約35年
- 保証年数
- 1年
- 工事費用
- 39.27万円（廃材処分費含む）
結露は室内と外の空気の温度差で発生します。寒い時期に現れるのはそのためで、冷え込んだ朝に窓などがぐっしょり濡れているのは、水蒸気が冷やされて水滴に変わるからです。
サンルームの室内側の屋根
サンルームの外側の屋根
サンルームの西側の方から作業を開始します！
既存の波板を撤去した後に、まず1枚目の新しい波板を設置します。
今回使用するのは遮熱ポリカーボネート製で、熱線を効率よくカットし、温度の上昇を抑制する特性を持つ波板です。通常のポリカーボネート波板よりも優れた耐熱性を持ち、サンルームやテラスなどの熱い気候下での利用に適しているんですよ((*^^)v
いくつかあるカラーバリエーションの中から、サンルームとしての機能を損なわないよう、全光線透過率が高めのクリアスモークマットを選びました。
1枚目のポリカ波板の施工時には、下地に凹凸状でスポンジが付いたケミカル面戸を、あらかじめ取り付けておきます。
1枚目を張り終えたところで、結露対策の通気層を作るために、貫板をケミカル面戸に沿って配し、2枚目の波板の下地としました。
貫板の上に2枚目の波板を設置
ステンレス製の傘ビスで固定
東側のケラバ板金
西側のケラバ板金
結露対策を施した波板が綺麗に張り替えられました( ´͈ ᵕ `͈ )
しかし数日後に雨が降った際に、波板を二重にしたことにより、若干の雨水が雨樋を飛び越えてしまうというご連絡が…！
軒先側にL字型の板金を設置中
板金の繋ぎ目はコーキングで補強
お客様からは、「見積り外の工事なので追加請求してください」とおっしゃっていただきましたが、当店を選んでくださったお礼に、サービスで取り付け工事を行いました。
これで全ての波板屋根工事が完了しました！
手直し施工で予定の日数よりもかかってしまい、お客様には大変ご迷惑をおかけしましたが、「下見、見積り、契約、連絡、工事、すべてにおいて満足でした」と、とても嬉しいお言葉を頂戴しました。
Y様、この度は当店に工事のご用命をいただき誠にありがとうございました。
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