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施工事例
水戸市で棟瓦の取り直しと瓦洗浄が完了！綺麗に仕上がりしました

工事のきっかけ

年末に、1階のテラスに瓦の破片が散乱しており、屋根の瓦が落ちている事に気が付きました。
2階の屋根なので自分では確認できず、インターネットで調べて街の屋根やさんに無料点検を依頼しました。

点検して頂くと、脱落していた部分は斜めに降る棟際の瓦で、固定力不足と漆喰の経年劣化も起因している事が、見せて頂いた画像からも分かりました。

年数も経過していたので、メンテナンスをやらなくてはならないと決断しましたが、一応もう一社見積もりを依頼しました。双方の見積額は拮抗していましたが、総合的に判断し街の屋根やさん水戸店さんにお願いしました。

※2023年9月18日更新

水戸市漆喰取り直し,棟瓦取り直し

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 漆喰取り直し,棟瓦取り直し

施工期間: 約2週間（実働）

使用材料: なんばん漆喰（シルガード）・強化棟金具（増設）・新東セラムF3・アトレーヌ

築年数: 20年

保証年数: 3年

工事費用: 76.56万円

水戸市　/　瓦脱落　/　棟取り直し　/　瓦洗浄　/　部分差し替え

茨城県の皆様こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。

今回は、水戸市で行っていた平板瓦屋根の修理完了報告と、同時に行っていたベランダへのトップコートと瓦洗浄の様子もご紹介します。

色鮮やかなハーブグリーンの瓦屋根がどう変化するのか！？ぜひお楽しみください。

工事のきっかけは『瓦が屋根から落ちてきていた』事から始まります。
現場調査の様子から施工状況まで順を追って解説していきたいと思います。

現場調査時の様子

お電話でご相談を頂き、調査にお伺いした時の様子です。

2階の屋根から1階のテラスに落ちてきていた瓦は粉々に砕けており、お施主様が状況を分かり易くするために、そのまま残しておいてくれました。

無残に粉々になっているこの平板瓦の重量は1枚/約3.5㎏
そこに2階からの落下スピードが加算されれば大きな事故につながります。

住人様に危害を加えなかったことは不幸中の幸いでしたが、原因を追究するために屋根を確認しました。

脱落していた瓦の上部にあたる屋根を確認すると、棟際の瓦がスッポリ抜けています・・( ;∀;)
また、その数段下にあたる棟際の瓦もズレており、この部分も放置すれば落下に繋がる恐れがあります。

斜めに降る棟の際は四角い形状の瓦では収まらないため、一枚物の瓦を屋根形状に合わせて加工して（半端瓦と言います）納めますが、この半端瓦が今回は脱落してしまっていました。

瓦が抜け落ちた原因は、半端瓦の固定力不足や棟瓦の漆喰の経年劣化が起因しています。

瓦屋根の漆喰メンテナンスは、10年～15年に一度のサイクルで行うのがベストです。
水戸市の住宅は、築後約20年です！瓦の落下がキッカケにはなりましたが、メンテナンスが必要な時期です。

今回は、1階・2階全面の棟瓦取り直し工事を行わせて頂きます(^o^)丿
現場調査時の記事▶水戸市で屋根瓦が落ちてきたとのご相談！半端瓦のズレも確認

棟瓦の取り直し工事

本工事の実施は、お申し込みから約2週間かかるタイミングだったため、それまでの漏水対策として抜け瓦部分には養生を施して対策をしておきました。

工事当日までの配慮も屋根工事には大切な事です！
おかげで当日まで、何事もなく工事着手日を迎えました＼(^o^)／

既存の棟漆喰を解体

工事着手当日！先ずは、既存の棟の解体からスタートです。

段数が積まれていない三角棟や七寸丸棟の下は、こんな風になっているんですよ。一般の方があまり見る事のない光景ですね(^^)

強化棟金具を増設

棟の解体してみると、強化棟の金具のピッチ（間隔）が規定よりも広い事が判明しました。

金具のピッチが広ければ広いだけその分ガイドを支える力が不足して棟瓦の固定力も弱まり、地震や強風などが起因となって『棟の歪み』『屋根からガタガタ音がする』等の不具合に繋がります。

屋根は家の最上部に位置し、風雨による不具合が発生しやすい箇所です！
当店は、発見した際には必ず増設を行い、今の基準通りに追加費用なく施工しています(^^♪

もう少し詳しく▶水戸市で棟漆喰（むねしっくい）取り直し工事！強化棟金具も増設

ガイドに使用する垂木を比較

（旧）木製垂木

（新）樹脂製垂木

今回使用する棟垂木には、万が一の漏水時にも腐食しない樹脂製を採用しました。

また、サイズも従来の木製垂木に比べて太くなる事で、最後に覆う三角棟瓦の安定性も強化できます。

建材は改良されて年々進化を遂げおり、一生に数回しか行わないのが屋根工事！
安定性・耐久性を向上させる為の建材選びや提案も、屋根業者の仕事だと当店では考えています(^^♪

屋根建材は、一つ一つの細かい選択が大切です。御覧の皆様も参考にしてみて下さいね。

抜け落ちた半端瓦部を補修

抜け落ちた部分の瓦は、お客様宅に取り置いてあった瓦を加工しました。

半端瓦のサイズに計測して加工し、瓦の下には漆喰を詰めて土台固定・釘止め・コーキング止めの三点でしっかり固定しました。これでもう抜ける事はありません(^^♪

棟の土台を形成

樹脂製垂木をガイド金具に設置

なんばん漆喰を覆い、土台を形成

そして、棟瓦の大切な部分である棟土台を形成していきます。

今回は順を追って解説しているので、根元部分にまで漆喰が詰まっているのも御覧頂けますね(^^♪

三角棟瓦を設置

一次撤去しておいた棟瓦を設置

パッキン付きステンレスビスで固定

三角棟瓦を被せ、オレフィンパッキン付きのステンレスビスで固定すれば完成です。

ビスは、棟瓦を通して樹脂製の垂木に向かって打たれており、回転留めのビスは釘よりも固定力があります。
これで強固な棟に生まれ変わりました＼(^o^)／

割れた数枚の瓦は、代用品で差し替えておきました。

また、作業中に見つけた今回の現場の瓦は、廃盤品のため手に入りませんが・・

平板瓦は規格が同様なので、類似瓦を手配して目立たない裏手の屋根に差し替えておきました。
当店の職人さんは、本当に気が利きますね(^^♪

高圧洗浄作業

ベランダへの高圧洗浄

瓦屋根への高圧洗浄

そして、更に瓦屋根に磨きをかけます！

今回の現場は、屋根修理と併用してベランダ床へのトップコートも依頼されています。

ベランダへのトップコート前には、汚れを落とすための高圧洗浄をかけるため、業務用の高圧洗浄機を用意する今回のタイミングで瓦も同時に洗浄するお約束をしていました。

瓦屋根に洗浄を行うには足場と業務用の高圧洗浄機が必要で、瓦を洗浄だけではかなり不経済です。
瓦を洗浄するなら今回がまさに好機！！無駄なく足場と洗浄機を活用しました＼(^o^)／

ベランダトップコート

屋根工事とベランダ防水工事が同時に行えるのも当店の特徴です！

と～っても綺麗に仕上がっていますね(^^♪

ベランダは、メンテナンスを定期的に行ってあげる事で美観や耐久性が向上します。
理想のメンテナンスは5年～8年ですが、タイミングとしては塗装や他のメンテナンスと同時に行うのが経済的であり合理的です。

防水層でありながら、意外に忘れられてしまうのがベランダ防水です。
職人が入る作業が発生した時には、少しだけ考えてあげて下さいね。

瓦洗浄も完了

今回の現場の瓦は、釉薬（ゆうやく）が施された瓦で、ツルツル滑って苦戦しましたが・・

高圧洗浄で汚れも落ち、とても綺麗に仕上がりました。
瓦洗浄はお施主様の悲願と言う事もあり、とても喜んで頂き私達も苦労した甲斐がありました(^o^)丿

S様、この度は複数の業者の中から当店へご用命頂き誠にありがとうございました。
今後も、お客様に満足いただけるよう一層の精進をいたしますので、今後とも宜しくお願いいたします。

まとめ

今回の現場は、棟取り直し工事・瓦洗浄・ベランダトップコートの内容でしたが如何でしたか！？

お客様のご要望をお聞かせ頂き、当店で対応可能な物であれば協力させて頂きます。
これはあの業者？？これはこっちの業者？？？と迷うことなくワンスストップで複数の住宅メンテナンス相談ができるのが街の屋根やさん水戸店です！

しつこい営業・後追い営業は一切行いません！
住宅メンテナンスで業者選択されている方は、ぜひ当店も仲間に入れてみて下さいね(^^♪

関連記事▶街の屋根やさんの無料点検内容もご確認ください。